私の旅した:子連れ海外旅行ガイド

娘と一緒に旅し経験した、子連れ海外旅行ガイド

メルボルン博物館で行われている、Treasures of the Natural World展を訪れる

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メルボルン博物館で現在行われている、Treasures of the Natural World展に行って来ました。

 

このエキシビションは、ロンドン自然史博物館(Natural History Museum)からやって来た、貴重なコレクションが展示されています。

 

本来なら去年行われるはずだった、Treasures of the Natural World展。

 

パンデミックの影響で開催が今年に延期され、その後もチケットを購入して楽しみにしていたプレミアイベントはロックダウンで中止。

予約し直していた先々週末もロックダウンで行けず、やっと昨日訪れることが出来ました!

 

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入場料は大人$29子供$15。

Museum Victoriaのメンバーは大人も子供も$13で楽しむことが出来ます。

 

大人2人+子供2人でエキシビションを訪れるなら、博物館メンバーになった方がメルボルンにある3つの博物館(Melbourne Museum、Immigration Museum、Scienceworks)を1年間楽しむことが出来、エキシビションのチケットも半額以下(大人)になるのでお得だと思います。

 

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この日は、ロックダウンがあけたばかりで人数制限があり、入れるのは100名までだったので、人が少なく、自分のペースでじっくりとエキシビションを楽しむことが出来ました(◍ ´꒳` ◍)

 

エキシビション会場自体はそれほど広くはなく、展示物の数も多くないので、1つ1つじっくり見ても1時間半あれば十分。

ハイライトを見てまわるだけなら、1時間以内で周ることが出来ると思います。

 

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エキシビションで娘がはじめに興味を持ったのは、所有した人皆に災難が振りかかると言う、「呪われたアメジスト

 

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 家に帰ってから娘と、このアメジストを持った人にどんな災難が振りかかったのかを調べてみました。

 

英語ですが、興味のある方はこちらからどうぞ。

高価なものにも関わらず、捨てても不思議と手元に戻って来たり、所有した人が次々に亡くなったりと、所有者に起こった災難が紹介されていて興味深かったです。

 

展示物にまつわる話を知っていると、見る楽しみが増えますよね(◍ ´꒳` ◍)

 

照明の関係で、アメジスト本来の綺麗な紫色が見れなかったのが、少し残念だったかな。

 

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Queens Alexandra's Birdwing(アレクサンドラアゲハ)

 

次に娘が興味を持ったのが、こちら。

 

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「これ、どうぶつの森の蝶々だよ!なかなかつかまえられないやつ!」と言われて、私も思い出しました。

 

我家はどうぶつの森ポケットを遊んでいた時期があるのですが、その時一番つかまえるのが難しかった蝶が、このアレクサンドラアゲハ(笑)

 

「鳥と同じで、メスを惹きつける必要のあるオスの方がカラフルで綺麗な色をしているんだね」と話しながら、初めて実物を見ました。

 

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タカアシガニ(Japanese Spider Crab)

 

足を広げると5mにもなると言うタカアシガニは、日本では馴染みが深いですよね。

水族館で見たことがある気がするけど、世界的には珍しいのかな?

 

娘には、「日本ではこの蟹売っているの?味は美味しい?」と聞かれたけど、食べたことはないかな…。

魚屋さんで売っているのかも分からず(・_・;)

 

どなたか食べたことある方、いらっしゃいますか?

 

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テラコッタ製のライオン像。

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このライオン像は、100年近くもロンドン自然史博物館の外に展示されているようです。

 

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これからTresaures of the Natural World展を見に行こうと思っている方がいたら、訪れる前に是非「Museum Alive」と言うドキュメンタリーを見てみて下さい。

 

このドキュメンタリーは、誰もいなくなった夜のNatural History Museumで展示物が次々と現代に蘇り、博物館内を動き回ると言う、まるで映画「Night at the Museum」のような内容になっており、大人だけではなく子供も楽しめます

 

また、解説をしているのが世界的に有名な動物学者のデイビッド・アッテンボローさん!

 

このドキュメンタリーを事前に見るだけで、エキシビションを訪れる楽しみがぐっと増えると思いますよ(◍ ´꒳` ◍)

 

メルボルンに住んでいる方なら、「Museum Alive」は図書館に置いてあることが多いので検索してみて下さい。

 

メルボルン博物館の横にあるIMAXでも3DのMuseum Aliveが上映中なのですが、

ロックダウンが終わったばかりなので一時休演中とのことでした。

 

気になる方は各自でIMAXのHPを確認してみて下さい。

 

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Museum Alive にも登場した、イクチオサウルス(Ichtyosaur)

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イルカに見た目形は似ているけど爬虫類で、哺乳類のイルカとは違う動物だそうです。

 

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このHeavy Footed MoaもMuseum Aliveに出て来ていました。

 

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骨だけ見るのと、映像になって実物が再現されているのを見るのとでは興味深さがかわって来るので、そういう意味でも事前にドキュメンタリーを見て行って良かったです。

 

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このエキシビションのハイライトの1つ、絶滅した鳥、ドードーの骨の展示。

 

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Museum Aliveの中でもひときわ存在感があり、展示を見るのを楽しみにしていました。


ドードーは鳩科とwikiに書いてあったけど、動きはペンギンみたい…。

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個人的には、化石収集家(古生物学者)メアリー・アニングの展示も興味深かったです。

偉大な発見を続け、古生物学の世界に大きく貢献したにも関わらず、女性と言うことで歴史に名を遺すことなく亡くなったメアリーですが、近年では英国科学誌ジャーナルでも、「世界の歴史上で最も偉大な古生物学者」と称賛するなど、彼女の功績が再認識されつつあります。

 

彼女を題材にした映画も作られ、タイタニックで有名なケイト・ウィンスレットが主演しています。

 

図書館で借りて来たので、今週末に見る予定(*´艸`*)

 

会場には、2000個以上の段ボールを使用

 

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エキシビションを訪れて面白いなと思ったのが、会場全体や展示物を飾る台の全てが、段ボールで出来ていること。

 

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この段ボールは、リサイクルされた紙から作られているそうで、エキシビションでは2000個を超える段ボールが使用されたそうです。

 

この写真に写っている椅子も本棚も、段ボールとリサイクル紙で出来てるんですよ!

 

エキシビション後には、またリサイクルされるんだろうな。

こう言う風に、環境に配慮されたエキシビションが増えると良いですよね。

 

ドードーの縫いぐるみをお土産に

 

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何も買う予定はなかったのに、Treasures of the Natural World展併設のお土産屋さんで、ドードーの縫いぐるみを娘に買わされてしまいました(笑)

 

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約1時間半でエキシビションを後にし、メルボルン博物館に行く時は9割がた訪れる、Ying Thai2でお昼。

 

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娘は11歳なので、そろそろ縫いぐるみは卒業する年齢だと思うのですが…(・_・;)

 

注文を待つ間も、ドードーの縫いぐるみを大事そうに抱っこしてご機嫌でした。

 

まとめ

 

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展示物が思ったより少なく、ちょっと物足りないかな…(特に定価でチケットを買ったら)とも思ったけど、個人的には楽しむことが出来ました。

 

ロンドンのNatural History Museumは、展示物以外にも建物自体が本当に素敵なので、いつか機会があれば、現地に行って博物館を訪れたいと思っています。

 

NSW州のコロナ感染者は厳しい規制をしても一向に減る様子が見えないし、数日前にはQLD州もロックダウンになり、今日はさらに1週間延長になると発表されるなど、まだまだ心配な状況が続くオーストラリアですが、いつまた突然ロックダウンになるか分からない中、出来る時に今したいことを楽しんでおくことは本当に大事だと思う。

 

娘も思ったよりも楽しんでくれたし、春に近づき、少しずつ暖かい日が多くなってきたメルボルンの街を歩き、気分転換出来た日曜日になりました(◍ ´꒳` ◍)