ロックダウン中は娘の学校が始まるのも10時(出席を画面上でとるのが)だし、旦那さんも在宅勤務で出勤する必要もないので、家族全員朝8時半頃に起きています。
ところが金曜日は、朝の8時に「リリリリリー!」と家のインターホンが鳴り響きました。
「こんな朝早くから配達が来るわけもないし…何だろう?」と寝ぼけながらインターホンに出ると、「Uber Eatsの配達だよー」インターホンの画面を確認すると、配達員の人がうつっています。
「…Uber Eats頼んでません!部屋間違ってるよー!」と朝早く(早くないけど…)に起こされたことに苛々しながら、そっけない感じで会話を終えました。
しかしその3分後、旦那さんのスマホに電話が…。
彼を起こして電話に出させると、「Uber Eatsの配達に来てるんですが、指定の部屋番号を押したら頼んでないって言われたんだけど…」
起きたばっかりで頭が回っていない彼は、「頼んでないよー!え…でも何で電話番号知ってるの?(・_・;)」
良く良く話を聞いてみると、注文主は本社の上司で、会議前にロックダウン中のメルボルンの社員全員に朝食とコーヒーをサプライズで届けてくれたものだと言うことが分かりました。
パジャマで急いで下まで行って、待たせてしまったことと失礼な態度を謝り、朝食を受け取ったのですが、50代後半と思われるインド人の配達員の方は「知らなかったんだからしょうがないよ。ホットチョコレート、冷めてたら温め直して飲んだら美味しいと思うよ。じゃ、素敵な金曜日を過ごして!」と爽やかな笑顔を残して、アパートから去っていきました。
凄く良い人だったな…。
この日はこれ以上(私みたいな)嫌な人の配達に当たらなければ良いな…と思いながら彼を見送りました。
こういう時本当の人間性が出ると思うけど、自分の態度の悪さを心から恥ずかしく思いました。
「明日からは態度をあらためよう!」と心に決め、インド人のおじさんに言われた通り、小さなお鍋でホットチョコレートを温め直し、大きなブルーベリーマフィンを娘と半分こして朝食をとり、学校に1日も登校しない3学期最後の日を迎えました。