今日は土曜日に参加してきた子供向けイベント、Big City Small Childについて紹介してみたいと思います。
目次:
- オーストラリア初!子供だけで作った政党、Children's Party(子供党)が主催するイベントに参加
- 自分の意見をしっかり持った、Children's Partyの子供達
- 小さい子供から大きい子供まで、楽しいアクティビティーで現在起こっている問題について考える
- タウンホールの会議室を見学
- まとめ
オーストラリア初!子供だけで作った政党、Children's Party(子供党)が主催するイベントに参加
土曜日はメルボルンのタウンホールで行われたイベント、Big City Small Childに娘を連れて行ってきました。
このイベントはオーストラリアで初めて作られた、10歳から14歳までの子供達が作った政党、Children's Partyとメルボルン市主催の子供向けイベント。
子供達はChildren's Partyのショーと参加式のアクティビティーに加わりながら、現在身近に起こっている問題(政治、環境問題など)について学びます。
自分の意見をしっかり持った、Children's Partyの子供達
Big City Small ChildはChildren's Partyに参加する子供達が進行役をしていたのですが、子供ならではの自由な発想を持ちつつも、今オーストラリアで起こっている問題について、それぞれの意見をはっきり主張。
「現代の社会は大人主導で全てが進んでいるけど、大人だって子供をがっかりさせることは沢山ある。」
「何か大きな事件が(メルボルンであったテロ事件など)あると、大人はニュースを消したりして真実をきちんと伝えず、ただBe careful!とだけ言うけど、辛い現実と直面することになっても、真実をきちんと伝えて欲しい。」
「マナーに気を付けて、きちんとした態度をとりなさいって大人は言うけど、皆を代表するはずの政治家が討論の時に見せる態度はどうなの?」
「私の家族はインドから移民してきた。でも市民権を得てオーストラリアに住めるかどうかは、たった数人の人(移民局)の意見で決まってしまう。
私の人生はその人たちにかかっている。それは平等と言えるの?」
私が10歳~14歳の時には、環境問題や政治問題、人種差別、平等などについて考えることなんて全くなかったな…。
大人としては耳の痛い意見も多くありましたが、子供達がこういう風に自分の意見をきちんと主張でき、現在起こっている問題にまじめに向き合って取り組んでいくことが出来る世の中になったら、私達が将来を心配することはないな…と思わせてくれるような、堂々とした子供達の姿が印象的でした。
小さい子供から大きい子供まで、楽しいアクティビティーで現在起こっている問題について考える
イベント中は参加式のアクティビティーを使って、Big City Small Childのイベントにやって来た子供達も現在起こっている問題について考える機会がありました。
政治のグループにはどんなものがあるのか、政治家に話し合って欲しい内容(環境破壊、税金をどのように使うべきか等)を子供達が思うようにチャートを作ったり、YES、NO形式のアクティビィーもありました。
「あなたは神を信じていますか?」
娘はYESの方へ…「えー!神を信じていたの?(・_・;)」(旦那さん)
帰り道旦那さんが、「何の神を信じてるの?言っとくけど、サンタとTooth Fairy(抜けた歯を枕元に置いておくと、歯と交換にお金を置いて行ってくれる妖精)は神様じゃないから。ブッダとか?」
娘「Daddy、ブッダは神様じゃないの…何か決まった宗教を信仰しているわけではないけど、神様はどこかにいると思っているの」
私達が知らない間に娘は少しずつ自分の意見を持つようになり、成長しているんだな(旦那さんのふざけた質問に笑ったけど!)
また、身近な人(親など)に自分の意見を言う時の話し方などについても実演を加えて学びました。
その際、自分の主張を相手に押し付けるだけではなく、相手が違う意見を持っていることもある。
一番してはいけないことは、自分の意見が受け入れられなかったからと言って、怒ったり相手を否定しすることなど、実用的で役に立つアドバイスをChildren's Partyの子供達が参加している子供達に教えている姿が印象に残りました。
もしも私が彼らの親だったら、学校で算数の成績が一番になったりするよりも彼女達のことを誇らしく思うはず。
タウンホールの会議室を見学
イベント後は、普段子供達が入ることは出来ない、タウンホールのチェンバー(会議室)見学がありました。
建物自体も美しいけど、この天井も美しい…(*´艸`*)♡
最後はこの部屋で子供達が集合写真を撮り、Big City Small Childのイベントは終了。
1時間と短かったですが、Children's Partyの子供達の姿に将来の希望を感じた1日になりました。
まとめ
このイベントは、正直言って娘(9歳)には難しい内容だったと思います。
また、彼女の興味がある分野とは少し違ったので(政治についてはほとんど知らない)アクティビティー自体も難しかったと思う。
でも、この日はオーストラリアで現在起こっている問題について、子供もそれぞれの意見があり、それを主張しても良いんだよ!と言うことを知ってもらいたかったので、参加することに意味があったと思っています。
いつも思うのですが、こういう子供向けイベントに参加すると大人の私達も学ぶことが多いです。
タウンホールを出ると、NGVの冬のエキシビション、中国からやって来た 兵馬俑のフライヤーを発見。
こちらは冬休みに娘と一緒に見に行く予定です。
※アメリカンエクスプレスのカードを持っている人は、NGVのHPからチケットを購入すると15%オフになりますよ!
娘が小さいうちは色々な場所に一緒に出掛け、彼女のまだ知らない世界を少しずつ広げてあげられたらなと思っています。
以上、Big City Small Child 子供が作った政党、Children's Party主催のイベントに参加でした。