久し振りに「オーストラリアで家を購入」について書いてみようと思います。
ここ数カ月、シドニーとメルボルンの家の値段が下がり続けている、2019年は家の値段が15%位下がるかもしれない!というようなニュースを良く目にするようになりました。
ただ、「そんなに下がるわけないし…それに値段が下がるのは大体高い家からだから、自分には関係ない」と思っていたんですね。
ところが最近、家探しをしている中で身を持って家の値段が下がったのを感じることが実際に出て来ました。
今日はそれと合わせて、その後の我家の家探しについても書いてみようと思います。
今までのお家探しの経過はこちらをどうぞ。
予算があまりない我家がオーストラリアで家を購入するまでのリアルな現実を書いています。まだ購入に至ってませんが…(・_・;)
目次:
- メルボルンの家の値段が下がり始めたのを、身をもって感じるこの頃
- 手のひらを返したように、購入するのは1年待ってみたら?と言う友人達
- 買いたかった家を又しても逃す/この家は私達の物になる運命じゃなかったのかな?
- 自分達の理想の家を見つけるため、家探しは続く…
メルボルンの家の値段が下がり始めたのを、身をもって感じるこの頃
日本から帰って来て3週間、ペースは落ちたけど家探しを続けています。
大体1週間に1軒ペースで見学。帰って来てからすでに3軒見に行きました。
オーストラリアに在住の人ならば知っていると思いますが、シドニーとメルボルンの家の値段が下がって来ているそうです。
来年の終わりまでに、もしかしたら15%くらいは下がるかもしれない…と言うような予測を出している専門家もいて、ニュースでも結構取り上げられていますよね。
※Australia house priceで検索すると、英語の記事が沢山あがってきます。
こちらの記事も大変分かりやすく興味深かったので、是非読んでみることをおすすめします。
こういう時家の値段が最初に下がるのは、一億ドルを超えるような高級住宅から。
私達のようなファーストホームバイヤーが買う低予算の家の値段は、中々下がらないと言われています。
ただ最近、家を探し続けている私達も、予算よりも少し上だった家の値段が少しずつ下がって来たのを身をもって感じることが多くなってきたんです。
まず、2BRでも900K(7200万円)以上していた私が住んでいるエリアの家も、毎週欠かさずチェックしていると、狭いし今住んでいるところよりは少し離れるながらも、予算内の物件がちらほら出て来たんです!!Σ(・ω・ノ)ノ!
またここ数週間、(私の近所では)900K以上の値段がついていて、オークションで売れた家は3分の1以下。
オークションで売れない家が増えたことによりマーケットに出ている家が増え、競合相手より早く売ろうと値段を少し低めに設定してくる家が増えたのか、6月から比べると10月後半は、全体的な家の値段が50K程安くなった感じがします(私の住んでいるエリア/3BRの家の平均)
マンションも私が住んでいるエリアでは建設ラッシュが続いており、近所だけでも100室以上あるアパートが4軒も建設中。
こんなに建てて、果たして住む人がいるんだろうか?と思ってしまうんですよね…。
すでに建っているアパートだけでも200室以上売り出している状態なのに…。
建設中のアパートの中には、中々売れないのか建て終わってもいないのに割引の広告を大々的に載せているところもあり、昔のように投資家の人が列をなして買い漁っていった時代は終わったように感じます。
私が買おうと思っていたCityから車で25分ほどのエリアも、タウンハウスなら予算内の家がどんどん出てきており、またもう少し近いエリアでも手に届く家が多くなってきました。
もう少し値段が下がるなら、家を買おうと思っていたエリアを考え直しても良いかな?とも思い出しました。
春は一番家が売り出される時期だからかもしれないけど、家を探し始めた5月の後半から比べると、「今買わないと、もう自分たちが買える家はないのではないか」というような焦りは薄れて来ました。
手のひらを返したように、購入するのは1年待ってみたら?と言う友人達
面白いのが、投資のために家を何軒も持っている友人のアドバイスが手のひらを返したように変わったこと!
今までは会うたびに、「すぐにでも買った方が良いよ。家の値段は上がり続けるから!」って言っていたのに、最近は「来年は家の値段が下がるらしいから、少し買うのは待った方が良いかもね…」と言われることが多くなったんですね。
数か月前と言ってること、全然違うし!
また我家の倍以上も収入がある友人(共働き)が投資用の家を購入しようとしたら、ローンが下りなかったり、別の友人は銀行の利率があがり、投資用の家のローンを見直そうとリファイナンスしようとしたけど断られた!という話も聞くことが多くなってきた今日この頃…。
銀行のローン審査が厳しくなっているようなので、家の値段は下がっても、いざ家を購入する時果たしてローンがちゃんと組めるかな?と、現在別の心配をしています(・_・;)
ローンの貸付条件がどんどん厳しくなっているので、頭金を多く貯めておくことは必須だと思いました。
でも家自体が高いから、頭金を貯めるのだって時間がかかりますよね…。
買いたかった家を又しても逃す/この家は私達の物になる運命じゃなかったのかな?
少し話は脱線しますが、以前にこういう記事を書きました。
色々嫌な思いもしたのですが、私も旦那さんも家自体は気に入っていたんです。
日本を離れるぎりぎりまで、懲りずにあの信用できない不動産屋さんと交渉を重ねたのですが、結局メルボルンを離れる前に購入するには至らず。
帰って来ても家があったらすぐにオファーを出す、日本に行っている間に売れたら、この家は私達が住む家ではなかったと思おう!そう話し合って、日本にいる間は家のことは忘れてホリデーを楽しむことにしました。
そして日本からメルボルンに帰る前日、何気なくこの家をチェックして見ると、まだ売ってる!
それなのに月曜日にメルボルンの自宅に帰って来ると「SOLD」になっていたんです!しかも私達がオファーを出そうと思っていたよりも20Kも少ない値段で…。
残念というよりも何となく運命を感じました。
この家はきっと私達が買う家じゃなかったんだろうな…と。
マレーシア人の友人に良く言われることがあって、「R心配しなくても買うべき家は自分からやってくるから大丈夫。不思議だけどそういう風になっているものだよ」、何となくその一言を信じてしまった出来事でした。
自分達の理想の家を見つけるため、家探しは続く…
家の値段が下がっているのを身をもって感じることが多くなりましたが、1年待つことはせず家探しは続けて行こうと思っています。
なぜなら、すでに60軒近い家を見たけど、色々な理由で(予算、立地、間取り、築年数等)「これだ!」と思う家に巡り合うことは滅多になく、自分の理想の家を見つけるには時間がかかることを痛感しているからです。
投資用の家を探しているのならば、確かに待つ方が良いんでしょうね。
でも私達は自分達が住むための家を探しているので、条件にあっていて本当に住みたい家を見つけたら購入しようと思っています。
ただ数か月前のように「早く買わないと!」とは焦ってはいません。
値段が安いからと言って買ってしまおう!と言うような気持もなくなりました。
その点からすると、メルボルンの家の値段が下がり出したのは、私達には良いニュースだったように思います。
すっかりシリーズ化してしまった「オーストラリアで家を購入」の記事を読んでいる人は、「60軒も見て、まだ買ってないの!?全然参考にならないよ!」とうんざりしているかもしれませんが、予算に限りのある私達には、これがリアルな現実。
それでも自分の理想の家を夢見て、地道に家探しを続けてみようと思います。
以上、【オーストラリアで家を購入】2018年後半、家の値段が下がりはじめた!不動産バブルの崩壊はあるのか?買うのを待つべき?でした。