日本でもニュースで大きく報道されたように、オーストラリアでは新型コロナウイルスによりパニック買いが起こっており、トイレットペーパーを巡っては警察沙汰の喧嘩が起こるほど品薄状態が続いています。
そんな中、今日出掛ける際、住んでいるアパートの入り口にトイレットペーパーの入った箱が置いてあるのを見つけました。
箱には、「トイレットペーパーの残りが少なくなってる?それなら、(箱に入っているトイレットペーパーを)1つ持って行ってください。」
We are all in this together.と言うのは、この箱を置いた人の「皆同じように(新型ウイルス感染が広がる中)大変だと思うけど、共に頑張ろう(乗り切ろう)」と言うメッセージが込めらえているのではないかと思います。
国内に不安が広がり、人と人との関係も何だかぎすぎすした状態の中、これを見て素敵なアイディアだと思ったし、とても元気づけられたんですよね。
我家には元々19ロールトイレットペーパーがあったけど、友人に5ロール貸して、残りは14ロールに。
その後、残りが7ロールになったところで、その5ロールを貸していた友達が、「大変な時に助けてくれてありがとう。返すのが遅くなってごめんね」と、コストコで36ロール入りのトイレットペーパを買って家に持って来てくれました。
他の友人(旦那さんの同僚)も、我家のトイレットペーパーの在庫が少ないことを知り、買い物のついでに余分に買って、会った時にマスクと一緒に渡してくれたこともあり、家には現在、十分過ぎる程のトイレットペーパーがあります。
娘にこのトイレットペーパーが入った箱のことを話すと、「家に余っているトイレットペーパーを少しだけ寄付したら、買えなくて困っている人が助かるんじゃない?」と一言。
娘は自分の工作ボックスから包装紙とリボンを選び、トイレットペーパーを綺麗に包んで、メッセージカードも付けました。
家にあったティッシュペーパー1箱も一緒に箱の中へ。
誰かの優しさが詰まったこの箱を見て、私が元気づけられたように、娘の包んだトイレットペーパーで、同じように誰かを元気づけることが出来たら良いな…と思います。