私の旅した:子連れ海外旅行ガイド

娘と一緒に旅し経験した、子連れ海外旅行ガイド

【オーストラリア】新型コロナウイルス対策 自宅待機中での毎日

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私が住むオーストラリアでは、先週末(3月21日土曜)は1000人程だった新型コロナウイルスの感染者数が、今日の時点で約4000人になりました。

 

1週間で3000人も増え、その勢いは全く衰えていません。

 

この状況を受けて、オーストラリア政府は人々の行動に様々な制限をかけ、増え続ける感染者を減らすことに全力を注いでいます。

 

制限は日を追うごとに厳しくなっており、オーストラリアの住む全ての人達が、1日のほとんどの時間を自宅で過ごしています(自宅待機)

 

オーストラリア国内での、新型コロナウイルスの影響による制限

 

● 不急不要の外出以外は自宅待機を要請(運動、食品などの買い物、病気の治療等を除く)

● 2人以上の集まりは禁止(家族以外)

● パブ、映画館、ジムなど、様々な施設が閉鎖

● レストランやカフェでの営業は、持ち帰りのみ可 

● 州によっては、住んでいる人以外がその州に入るのを禁止(14日間の隔離要請がある州もあり)

● オーストラリアの主要航空会社、カンタスの国際線は全線欠航

● 公園( プレイグラウンド)等の屋外施設の閉鎖

● 人と人との間隔を1.5m以上あけること、などなど。

 

ごく一部ですが、オーストラリア国内では上のような制限が国民(住民)にかせられています。

 

また、州により内容は違いますが、守らない人には厳しい罰則と多額の罰金がかされます。

 

失ってから気付くことって多々あると思うけど、何気ない普通の暮らしが、本当はとても幸せだったのだと思い知る毎日。

 

ただ、制限された生活は不自由ではあるけど、ひとりひとりが決められたことを守ることで、感染の増加を抑えることが出来、何もしなければ失われるであろう多くの人の命を守ることが出来る。

 

私達家族もオーストラリアに住むものとして、家から出ない毎日を過ごしています。

  

厳しい制限がかかった中での毎日

 

我家の1日のスケジュール

 

● 8時 起床

 

● 8時15分~8時40分 朝食

 

● 8時40分~9時 着替え、歯磨き

 

● 9時~10時15分 外出私+娘)旦那さん:在宅で仕事

 

● 10時30分~11時30分 娘:勉強 私:家事+ランチの準備

 

● 12時~12時30分 お昼ご飯

 

● 1時~2時 自由時間(娘:お友達とFace Time)

 

● 2時~3時 オンライン教材で勉強(算数、スペリング)

 

● 3時~4時 自由時間

 

● 4時~4時30分 お風呂

 

● 5時~6時15分 外出旦那さん+娘)私:夕食の準備

 

● 6時半~7時 夕ご飯を作る(旦那さん)

 

● 7時~7時30分 夕ご飯

 

● 8時 就寝(娘)

 

旦那さんは在宅で仕事、私は職を失って無職に…(;_;)

娘は休校で、いつ学校が再開されるかは未定。

 

この記事に書いたように、娘の休校中は毎日2時間程の家庭学習を続けています。

 

そんなわけで、現在家族全員が毎日家で過ごしている状態です。

 

自宅待機中、唯一外出出来る時間は精神の安定を保つために凄く大事

 

家から出ない生活を続けていると、本当にストレスが貯まります。

 

「こんな生活がいつまで続くんだろう…」と漠然と不安にもなるし、狭い空間に家族が揃っていれば、些細なことでも苛々してしまいます。

 

そんな中、オーストラリア政府は運動のための外出を認めているので、毎日気分転換を兼ね、外の空気を吸いに娘を外に連れ出しています。

 

大人は1日1回、1時間程度。娘は1日2回、各1時間程度。

 

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娘を連れての外出は、閉鎖される前から公園には行っていませんでした。

 

遊具は不特定多数の人が触っている。

子供達は1.5mの距離を自分達で保つのは不可能。お友達と会えば一緒に遊びたくなってしまうのは当然。

 

せっかく外出したのに、あれも駄目、これも駄目と言ったのでは逆にストレスが貯まってしまいます。

 

そこで、外出はほとんど人のいない川沿いへ。

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秋の澄み渡った青空を眺めつつ、新鮮な空気を胸いっぱい吸って、自然と触れ合いながら娘と遊んでいます。

 

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川にいるヒトデを発見!

 

芝生にゴロンと転がって、空をしばらくぼーっと眺めるだけでも癒されます。

 

オーストラリアでも1日1日感染者が急増しており、いつまで外出できるかは分かりません。

 

外に出て散歩することは、運動不足を解消することも出来るので、許される限りは1.5mの他人との距離を厳守しつつ、毎日娘と一緒に外出しようと思っています。

 

買い物は極力しないように、週に1回だけ

 

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今週買った物達。

 

色々な施設や場所が閉鎖される中、食品を売っているスーパーなどは自由に行くことが出来ます。

 

ただ、スーパーでは1.5mの人と人との距離が必ず守られているとは言えず(現在)人も他の場所に比べて多いので、週に1回だけ行くようにしてます。

 

また、買い物に行く時は娘は連れて行かず、必ず1人で行くようにしています。

 

スーパーでの滞在時間を極力短くするため、事前に何を買うかを決めて家を出ます。

 

今のように制限が厳しくなる前に、色々な物(おかずになるもの)を冷凍保存してあったので、それに野菜やフルーツ、足りなくなったものなどを買い足しながら、短時間で買い物をしています。

 

支払いの際は、レジの人が買った食品を触るのを避けるため、セルフレジを利用。

現金は使わず、カードのタッチ機能を使って支払いをしています。

 

ストレスを貯めないように過ごす

 

家族を守るため、外に出ない毎日を過ごすことに決めた際、旦那さんと色々と話し合いました。

 

何もすることがない毎日は不規則になりがちなので、出来るだけ決めたスケジュールにそって行動すること。

 

家族全員が家にずっといる生活は、上にも書きましたが、想像以上にストレスが貯まります。

 

ストレスを感じた際は、そのたびに何がストレスになっているのかを相手に話し、貯まり貯まって爆発することを防ぐことにしました。

不安な気持ちにもお互いに耳を傾けあうことにしました。

 

目まぐるしく変わる状況の中、最初のうちは毎日新型コロナ関連のニュースを家で流し続けていたのですが、ある日、娘が新型コロナ関連のニュースを見ることで、不安な気持ちになっていることに気が付きました。

 

それからは、ニュースはオンラインで確認。

テレビのニュースは娘が外出している時、または寝てから大人だけで見ることにしました。

 

娘が家での生活の中で不安そうな顔をしている時は、少しの間、ギュッと抱きしめてあげることも。

娘だけではなく、自分も「娘のためにも自分がしっかりしなきゃ」と改めて思うことが出来ます。

 

また、家にいると食べることが楽しみになりがちなので、普段は買わないちょっと高めのお菓子を買って食べることも、ストレス解消に役立っています!(太ります!)

 

家で出来る適度な運動も、ストレス解消には効果大だと思いますよ。

 

まとめ

 

日本でも今日1日で感染者が200人増えるなど、現状は少しずつ悪化し始めていると思います。

 

それでもまだ、特に厳しい制限がされていない日々の中で、イタリアやスペインなどで起こっていることは他人事のように感じている人も多いと思います。

 

若い人はかかっても重症にならないから、大丈夫だと思っている人もいると思います。

 

でも、自分の両親、おじいちゃんやおばあちゃんの顔を思い浮かべて、もう一度良く考えてみて下さい。

 

その人達がコロナウイルスに感染したら、どうなるでしょうか?

 

若い人よりも重症になる可能性は高いと思います。

持病があり、高齢の人は亡くなる可能性もあると思います。

 

若い人がかかる割合は少ないと言うだけで、あなたやあなたの愛する人がかからないと言う保証はどこにもありません。

 

ちゃんとした治療を受ければ助かる命も、イタリアのように感染者が増え続けて、病院に患者が溢れれば、助かる可能性の大きい人を助けて、それ以外の人の命は諦めなければいけないことになるかもしれません。

 

仕事を休むことは出来なくても、お花見などの外出を控えることは出来ると思います。

ひとりひとりが不急不要の外出を控えることは、大袈裟ではなく、近い未来、多くの人の命を救うことになります。

 

私も地球の裏側で不要な外出を避け、自分が社会の一員として課せられた役割を果たそうと思います。

あなたも一緒に行動にうつしてみませんか?