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【NAPLAN】オーストラリアの全国テスト、NAPLANのNumeracyテスト対策

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今日はYEAR3で今年初めてNAPLANを受ける娘の為にした、Numeracyテスト対策ついて紹介したいと思います。

 

NAPLANに関しては、学校によって紙のテストとオンラインのテストがありますが、この記事では紙のテストに関して紹介したいと思います。

 

※この記事は、YEAR3のNumeracy対策について書いています。

 

NAPLANのその他の教科でした対策についても紹介しています。

NAPLANの結果のレポートについても紹介しています。

 

目次:

 

NAPLANの目的

 

前回NAPLANを初めて受ける時の準備に書きましたが、NAPLANの目的は子供の基礎学力を評価して、今後のカリキュラムにいかすこと、また個々の子供達が出来ていなかった点を知り、先生が把握することにあります。

 

なので、学校ではNAPLANの点数をあげるために自宅で勉強したり、対策を取る必要はないとされています。

 

担任の先生との個人面談でもNAPLANについて質問したのですが、同じような答えを貰いました。

 

家庭学習の延長として、NAPLAN対策をしてみることに

 

我家では娘の毎日の家庭学習の延長として、去年の12月から月に2回程NAPLANの過去問題を使い勉強しました。

 

NAPLANの過去問題は、こちらからプリントすることが出来ます。

 

 

平日は家庭学習の時間は20分だけなので、週末にNAPLANのNumeracy(算数)の過去問題をプリントして、テストを受けさせてみました。

 

テストの前には準備が必要

 

オーストラリアの子供達はテストを受け慣れていないし、YEAR3の娘は初めてNAPLANを受けることになるので、過去問題をさせる前に問題用紙の記入の仕方など基本的なことを練習させました。

 

NAPLANの基本的な準備に関しては、こちらの記事を読んでみて下さい。

 

YEAR3のNumeracyテスト時間と出題数

 

YEAR3のNumeracyテストの時間は45分。

 

テストの形式は4択のマークシート方式

 

鉛筆はHBまたは2B使用し、マークシートを塗ります。

 

YEAE3のNumeracyのテストは(過去5年ほどは)毎年35問出題されているので、今年も35問かそれに近い問題数が出ると思います。

 

最初の方の問題は簡単で、後ろに行くほど難しくなっていきます。

 

1問をどれくらいの時間で解けば、テストを時間内に終わることが出来るか教えてあげよう

 

3年生の娘には、大体の目安として、1問1分くらいで解けるようにすると時間内に終わることを教えてあげました。

 

1分考えても分からない問題は三角のマークを付けて飛ばし、全部終わってからまた戻ってきて取り組むように伝えました。

 

こういうテストを受けるスキル的なものは学校ではあまり習わないようなので、教えておくと良いと思います。

 

子供の横に座って、問題を解く様子を観察してみよう

 

NAPLANの過去問題をやらせる時は、娘の前に置時計を置き、分かりやすく1時だったら1時ぴったりから始めました。

 

その際、私も45分間娘の横に座り、娘が問題を解く様子を毎回観察しました。

 

これは本当にお勧め。

 

たった45分横で見ているだけでも、どんな問題が苦手なのか、どこに引っかかって間違ったのか、正解しているけど、本当は別の方法ですればもっと短時間で正解することが出来るのかなど、本当に色々なことが分かると思います。

 

NAPLAN対策としてではなく、毎日の家庭学習にも役に立つと思うので、是非横に座って子供がテストを解く様子を観察してみてあげて下さい。

 

テストの後に、間違った場所を教えてあげやすいと思いますよ。

 

どうしても時間がない人は、子供にどうやって問題を解いたのか、その過程をテスト用紙に書き込んでもらうようにしておくと、後から見て何が分からなかったのか、どの時点でつまづいて間違ったのかが分かると思います。

 

※例:問題を解く途中の式を書くように言う、分からない問題には三角などのマークを付けておく、終わってから具体的にどこが分からなかったのか詳しく聞く。

 

娘がNAPLANの過去問題を受けた様子を、少しだけ紹介

 

娘がテストを受ける様子を横で見ている中で、立体の図形と分数が苦手なことに気が付きました。

 

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図形で間違った時は、実際に問題に書いてある図形を紙に書き、一緒にひとつずつ組み立ててどれが正解なのかを探しました。

 

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この後も同じような問題を間違っていたので効果のほどは分からないけど、言葉で説明するよりはイメージがわきやすかったようです。

 

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これは少しひっかけ問題。

 

上の問題と同じように、頭の中で立体にして上から見た図を思い浮かべることが出来ないと間違ってしまう問題。

 

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実際にアイスのおもちゃを使って、娘と上から眺めてみて、どれが正解なのかを見つけました。

 

他にも家にある立体のものを置き、2人で上から見た図を絵に書いてみるなどしてイメージを持ちやすく出来るようにしてみました。

 

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この地図も、立体的にイメージ出来ないと解けない問題。

 

娘が描いた絵では(鉛筆で書いた人)平面で人が移動しているようなイメージで問題を解き間違ったんだろうな…と分かったので、人生ゲームの車を使って道を移動させてみると、立体的な地図のイメージがつかめたようで正しい答えを導き出せました。

 

次の週に同じような地図の問題をやらせてみたけど、この時は全て正解出来ました。

 

分数は分からない場合は図を書いて見ることで、随分と分かるようになったように思います。

 

それぞれの子供によって苦手なものは違うと思うので、是非一緒にお付き合いしてあげて下さい。

 

NAPLAN(Numeracy)の過去問題をやらせてみた感想

 

YEAR3のNumeracyの過去問題を5年分(2012-2016)娘にさせてみましたが、個人的にはそれ程難しい問題はないように感じました。

 

娘の例をとって言えば、45分のテスト時間は余裕を持って終わらせることが出来ました。

 

テスト内容は単純な計算問題よりも問題を読んで答える文章題が多く問題をきちんと読めるかどうかが重要だなと思いました。

 

娘は出来るはずの問題でも、問題をちゃんと読んでいないために間違うことも多かったです。

 

日本の3年生の算数と比べると、簡単な問題が多いと思います。

 

NAPLANの問題集は必要?

 

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私はNAPLANの問題集を1冊だけ買ってみました。

 

先に結論を言うと、Numeracyに関しては「それ程必要なかったかな」と言うのが感想です。

 

学校でMathleticsSprash Mathなどのオンライン教材を使っているのであれば、それでも練習できると思うし、個人的にはNAPLANの過去問題を5年分くらいやらせてみればテストの予行練習としては十分だと思いました。

 

ただ、この問題集は全ての教科をカバーしており、特にWritingの練習に役に立ったので、結果的には買って良かったと思います。

 

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なかなかやる気が出ない子には、ステッカーが沢山付いていたので貼ってあげると楽しみながら問題集に取り組むことが出来るかもしれません。

 

NAPLANの問題集は大きな本屋さんK-martでも売っていることが多いし、Officeworksだと少し安く買えるようです。

 

まとめ

 

娘には、NAPLANの目的は子供達の基礎学力を測ると言うもので、テストの点数が重要なわけではないこと。

 

お友達と比べるためのテストではなく、自分がどれだけ理解できているのかを知るために受けていること。

 

間違ったところは家で一緒に勉強して分かるようになれば良いし、先生も結果をみて分からなかったところは教えてくれるから、何も心配せずに頑張ってテストを受ければ良いんだよと伝えました。

 

塾などに通わせてNAPLAN対策をするお家もあるようですが、個人的にはこの年齢で(YEAR3)そこまでする必要はないと思っています。

 

きっと学年があがってYEAR7、YEAR9になって来ると違うのかもしれませんね。

 

対策をするならばNAPLANの過去問題を数年分プリントし、それを使って練習させるのがお勧め。

 

娘はNAPLANを遊びの一環のように思っており、楽しみにしているようなんです…(・_・;)

 

テスト当日も結果は気にせず、のびのびと受けてくれたら良いと思います。

 

以上、【NAPLAN】オーストラリアの全国テスト、NAPLANのNumeracyテスト対策でした。