私の旅した:子連れ海外旅行ガイド

娘と一緒に旅し経験した、子連れ海外旅行ガイド

コロナ禍で受ける心臓手術(心臓弁膜症、心房細動)

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先週、実家の父が心臓弁膜症心房細動の手術を受けました。

 

1月からずっと体調が悪く、歩くとすぐ息が切れたり、眩暈も頻繁に起こっており、14年程通っている心臓専門の病院に行くと、「心臓の状態が以前よりも著しく悪くなっている」と言われ、手術を勧められました。

 

ただ、この病院だと胸を大きく切開して手術をすることになるので、70代の父の身体には負担が大きく、回復までに時間がかかってしまう。

 

少しでも身体の負担が減らせる方法がないかと調べていると、「ダヴィンチ」と言うロボットを使い、従来よりも切開する範囲を減らして心臓の手術を受けることが出来る病院があると知りました。

 

ダヴィンチを使った心臓手術では世界一の症例を持つと言うその病院に母が電話すると、幸運なことにすぐに予約が取れ、その数日後には父を伴って話を聞きに行くことに。

 

その日のうちに色々調べてもらうと、「いつ心不全が起こってもおかしくない」と言われるほど数値が悪く、今まで分かっていた所以外でも悪いところが見つかり、出来ることなら早く手術を受けた方が良いと言われたこともあり、急遽次の週に入院することになりました。

 

「ダヴィンチを使った手術なら、身体への負担が少ない」と思ってこの病院を選んだわけなのですが、入院してからの検査で、父の心臓の状態ではダヴィンチを使った手術は難しいことが分かり、身体の正面を大きく切開ではないけど、脇の方を7cm程切開して心臓の手術を受けることに。

 

オーストラリアに住んでいる私は、父の手術の成功を遠くから祈ることしか出来ず、手術の夜はほとんど寝ることが出来ませんでした。

 

そして父が手術を受けてから、今日で5日目になります。

 

手術は4時間以上に及んだようですが、術後の経過は良く、痛みはほとんどないと父は言っているようで、私もほっと一安心。

 

ただ思いがけない手術の後遺症として、一時的な言語障害(一生懸命話そうとしているけど、「あーあーあー」と言う感じで何を言っているのか分からない)

 

それから手の震えなどが出ていると母が言っていたので、「徐々に戻ると思います」とお話があったけど、不安な気持ちで経過を見守っています。

 

コロナ禍と言うこともあり、母は手術の次の日、約10分程(本当は5分だけと言われていた)父に会って話すことが出来たけど、それからは退院するまで病院に面会に行くことは出来ないそうです。

 

例えば私が東京に住んでいたとしても、面会や付き添いは検査や手術期間を合わせて家族1名(同じ人)しか出来ないと言っていました。

 

幸い、病室からは自由に電話することが出来るようなので、父の不安な気持ちや退屈が少しでもまぎれると良いんだけど…。

 

大きな手術の後、家族の面会なしに病室でひとり、約1ヶ月も過ごすって心細いですよね。

 

でも今の特別な状況下では、必要な対策だと私も母も納得しています。

 

そして新型コロナ感染が広がる中、感染対策にも細心の注意をし、父の面倒を毎日見てくれている病院の先生や看護師さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

 

あと10日間ほどで退院できるようなので、元気になった父と話すのを楽しみに、娘とふたりで待とうと思います。