3月15日(日)、スコット・モリソン首相は、オーストラリア国内の新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、オーストラリアに入国する全ての人(国民も含む)に14日間の自主的隔離を要請することを発表しました。
この決定は、15日(日)のAEDT(Australia Eastern Daylight time)夜中の12時から(日付が16日、月曜日に変わると同時に)施行されます。
※上のリンクから、首相の会見の動画も見ることが出来ます。
※AEDTは上のリンクから何時か確認できます。
また、海外からのクルーズ船のオーストラリアへの入港も30日間は許可しないと発表しています。
外務省の海外安全HPのオーストラリアのページでも、日本語で正確な情報が更新されると思うので、そちらを読んでみることをお勧めします。
3月15日の夜に在メルボルン日本領事館から受け取ったメールには以下のように書かれていました。
3月15日、モリソン首相は記者会見で本日深夜(midnight tonight)から、全ての海外から豪州への渡航者に対して、14日間の自己隔離措置を求める旨発表しました。
1 モリソン首相は記者会見で、本日深夜から、全ての海外から豪州への渡航者に対して14日間の自己隔離措置を求める旨、また、全ての国際クルーズ船の入港を拒否する旨発表しました。自己隔離措置については毎週見直され、クルーズ船の入港拒否は当面30日間実施されるとのことです。
2 なお、自己隔離措置の違反者に対しては、それぞれの州法により罰せられる可能性があるようです。現時点で罰則の詳細は不明ですが、各州政府のウェブサイトを確認するなどして注意してください。
3 豪州における感染者数は、3月15日10時30分時点の連邦保健省の発表によれば249例となっております。在留邦人の皆様、旅行等で滞在中の皆様におかれましては、常に最新の情報を入手の上、感染予防に努めてください。
オーストラリア国内でも急激に新型コロナウイルスの感染者は増えており、15日現在(今確認されているだけで)300名以上の感染が確認されています。
※うち10名はダイヤモンドプリンセスの乗客。感染者のうち26名は回復し、5名が亡くなっています。
16日の月曜日からは、500人以上の集まりやイベントは事実上中止となり、オペラハウスでの公演や各州の博物館、美術館などの主要観光地も次々と臨時休館が決定しています。
この政府の発表により、オーストラリアを旅行で訪れても、14日間以下の滞在ならホテルに自主隔離するだけで終わることになると思います。
自主的隔離を守らない人には、多額の罰金がかせられることになると各州で発表がされているので、この時期にオーストラリアに行かれる方は注意が必要です。
3月中にオーストラリアに旅行する予定の方は、入国してもオーストラリアでの観光は難しいと思うので、加入している旅行保険会社や航空会社に連絡をとってみることをお勧めします。
カンタスでオーストラリアへの旅行を予約している人は、こちらを読んでみると良いと思いますよ。
オーストラリアから日本へカンタスを使って旅行に行こうと思っていた人は、こちらを読んでみると良いと思います。
オーストラリアでの新型コロナウイルスの感染の状況については、こちらの記事でも紹介しています。
オーストラリアに住んでいるからこそ分かる情報も載せているので、宜しければ読んでみて下さい。
以上、【新型コロナウイルス】オーストラリア、入国者全員を14日間の自主的隔離へでした。
オーストラリアの学校が休校になった時の準備についても書いています。
休校中に使える無料のオンライン教材や便利なサービスについても紹介しているので、是非読んでみて下さい。