私の旅した:子連れ海外旅行ガイド

娘と一緒に旅し経験した、子連れ海外旅行ガイド

マレーシアの便利な寝かしつけグッツ、赤ちゃんのハンモック~サロン~

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今日はマレーシアで赤ちゃんの寝かしつけに使われる、サロン(Sarong)について紹介してみたいと思います。

 

目次:

 

マレーシアで昔から使われている赤ちゃんグッツ、サロンを知っていますか?

 

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マレーシアで昔から赤ちゃんの寝かしつけに使われているサロンは、日本で言うと赤ちゃん用のハンモックのようなもの。

 

昔は家の天井に直接金具を打ち付けて、そこに袋状の布を通して使っていたようですが、最近は上の写真のようにキャスターがついていて、移動可能なサロンが主要になっています。

 

布がかけてあるハンガー状の金具は丈夫な金属のバネで本体と繋がれており、手でそっと押してあげると上下にゆらゆら揺れ、その縦揺れが赤ちゃんの眠りを誘います。

 

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娘はこれに入れて揺らしてあげると5分以内には必ず寝てくれたので、寝かしつけに凄く役に立ったし、帝王切開をした後、傷の痛みがずっと続いていて、なかなか娘を抱っこ出来ない時にも本当に助けられました。

 

サロンと言う名前の由来は?

 

もしかしたら別に正式名称があるのかもしれませんが、マレーシア人の義理の両親や親戚、お友達はサロンと呼んでおり、お店で売っている時も「サロン(Sarong)」と書いて赤ちゃん用品売り場で売っていることが多かったです。

 

実はマレーシアの男性の伝統衣装にもサロンと言われるものがあります。

 

サロン(民族衣装)とは?

 

サロン(saromb)とは、インドネシアマレー半島の男性が用いるロングスカート状の腰布の一種で平常着として使う。

 

マレー語名のサロン(saromb)はもともと「袋」を意味し、長さが2~4メートル幅は約1.8メートルのを筒状に縫って身に着けることからその名で呼ばれる。

 

熱帯気候に適用した機能的な涼しい服装で、風土に合っているため現在でも着用する人が多い。

 

多くは木綿地でバティック染めやイヌットと呼ばれる独特の絣などで多彩な文様を染め出す美しいもの。

 

スカートのように筒の中に足を通して着装し、余りの布地を畳み込んで腰に挟む。布地のたたみ方に個人の趣味が現れ、着装者は思い思いに美しいひだを形作る。

礼装として使用する場合染め模様や布地などで格式をあらわす。

サロン (民族衣装) - Wikipediaから引用

 

娘がはじめて使ったサロンも1枚の布を筒状にしてあり、伝統衣装に使われているようなバティックの布で作られたものだったので、「名前の由来はそこから来たのかな?」と思ったのですが、英語のつづりは違ったので、詳しい名前の由来は今でも分からないままだったりします(・_・;)

 

サロンの値段と使う時の注意

 

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私はマレーシアのスーパー、ジャイアント(Giant)RM120程(3400円程)でサロンの本体を購入しました。

サロンにつける布は別売りで、確かRM20くらいだったと思います。

 

大きくなってくると布のサロンでは小さくなったので、上の写真のような全体に穴の開いた、涼しげなハンモック素材のサロンを買い直しました。

 

こちらはすっぽりと体が沈むようになっていて、寝返りする頃になっても安心して使うことが出来、娘が8ヶ月でオーストラリアに帰るまで毎日愛用しました。

 

サロンを初めて見た時は、「果たしてこれは安全なの?倒れたりしたらどうするの?」と思っていたのですが、義理の両親が「昔からずっと使われているものだから大丈夫!」「マレーシアの家では沢山の人が使っているから大丈夫!」と言われ、不安な気持ちで使い始めたことを覚えています。

 

使う時の注意点としては、必ず大人がそばで見ていること。

サロンに入れたまま長時間赤ちゃんを放置するのは、落下の危険もあるので絶対にやめた方が良いと思います。

 

あとは昼寝に使うのは良いけど、夜寝かしつける時に使うとベットで寝かせるのが難しくなるので、夜は使わない方が(個人的には)良いと思います。

 

安全面に不安が残るまま使い始めましたが、娘がサロンから落ちたり、サロン自体が倒れることもなく、オーストラリアに帰るまで快適に使うことが出来ました。

 

まとめ

 

出産後に産後鬱になり、旦那さんが月の3分の1程出張でいない中、オーストラリアで娘を一人で育てることが不安でしょうがなかった私。

 

義理の両親の好意により、マレーシアの実家で8ヶ月になるまで半年間一緒に娘を育てて貰いました。

 

このサロンには本当にお世話になり、なかったら正直やっていけなかったと思う程。

 

頼り過ぎていて、サロンをシンガポールからオーストラリアに持ち込もうとしたところ、小さく部品を外してパッキングしたにも関わらず、大きすぎて持って帰ることが出来ず「この先、サロンなしで娘を寝かしつけることが出来るんだろうか?」と空港で途方に暮れ、泣きそうになった苦い思い出があります(・_・;)

 

その後、オーストラリアに住んでいる日本人の方がご好意で、コンビ(Combi)の横に寝かせて揺らせる椅子を譲って下さり、娘の寝かしつけ問題は解決したわけですが、娘が赤ちゃんの時のことを思い出すたびに、このサロンのことも一緒に思い出してしまいます。

 

以上、マレーシアの便利な寝かしつけグッツ、赤ちゃんのハンモック~サロン~でした。