今日は物価の高い国ランキングでも、近年上位にランクインするオーストラリアの生活費について紹介したいと思います。
オーストラリアに住んで11年目。
日常的に買う食べ物や外食、家や電気代、服など、全てにおいて物価の高いオーストラリアで、我家が使う1か月の生活費を公開。
あまり無駄遣いをしない生活を送っているので、オーストラリアの平均的な生活費という点で参考になるか分かりませんが、暇つぶしにでも読んでいただけると嬉しいです。
オーストラリアの2大スーパー、Woolworthsでの買い物を毎回5%オフに出来る方法を紹介しています!
メルボルンCBDの高すぎる駐車場料金について紹介しています。
目次:
- オーストラリアに住む、我家の1か月の生活費
- 1ヶ月の平均生活費の内訳
- 食費
- 電気代
- 水道代
- 通信費
- 教育費
- その他
- 物価の高いオーストラリア、我家の生活費はかなり安い方だと思う
- オーストラリアで必要な生活費は、住む州や場所によっても大きく変わる
- 生活費が安いのは、旦那さんの仕事が理由
- 家計の管理は旦那さんが担当
- まとめ
オーストラリアに住む、我家の1か月の生活費
家賃(アパート1BR) |
$1400 | 112000円 |
食費 |
$480/週$120 | 38400円 |
外食費 |
$320/週$80 | 25600円 |
光熱費 |
$140 | 11200円 |
保険 |
$70 | 5600円 |
通信費 |
$65 | 5200円 |
教育費 |
$150 | 12000円 |
その他 |
$300 |
24000円 |
合計: |
$2925 | 234000円 |
※$1=80円で計算しています。
1ヶ月の平均生活費の内訳
上に書いた生活費は、1年でかかる生活費を12で割って月の平均を出したものです。
家賃は毎月同じ。
野菜やフルーツは冬になると高くなるので食費も多少増えるのですが、平均だとこれくらい。
外食代に関しては年末は長期の休みがあり、私も家での料理作りはお休みすることが多く、大幅に増えます。
生活費の項目にはありませんが、医療費はMedicareでバルクビリングが使えるGPに行っているので、基本的にはかかっていません。
稀にスペシャリストにかからなければならなくなり、1回で$200以上支払うことも…(・_・;)
保険はエクストラと言うものに入っており、我家の場合は歯の定期健診とクリーニングが含まれています。
食費
食費・外食費を合わせると、月に平均$800程かかっています。
オーストラリアの食費に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。
オーストラリアで売られている食品の値段についてリストにしてあります。
私達の唯一の趣味は、週末に外食して美味しいご飯食べることなので、平日は自炊し、週末(土日)は昼か夜を外で食べることにしています。
手頃な値段のアジア料理を食べることが多いので、1食(家族3人で)にかかるのは$40程。
食料品は毎週1回スーパー、野菜屋さん、お肉・魚屋さん、アジアングローサリーで購入。
野菜やフルーツは、マーケットや野菜屋さんで買うとスーパーよりも安いことが多いので、節約できると思いますよ。
お肉や魚も同じで、魚屋さんや肉屋さんから買った方が安く済むことが多いし、鮮度も良いと思います。
日本食は2ヵ月に1回、シティのアジア食料品店で購入。
近所の激安スーパーにも頻繁に通っています!
電気代
オーストラリアの電気代は日本と比べても、とても高いと言われています。
私の住むメルボルンでは、夏は21時ごろまで外が明るいのでその分電気代も安くなり、平均$70(5600円)
冬は日が早く落ちることもあり、電気をつける時間も長く、暖房もつけるので、月$120(9600円)くらいかかります。
電気代に関しては、オーストラリアのどの州に住むかにもよっても変わってきます。
ケアンズなど年間を通して暑く、冷房を付けることが多いと思うので夏の方が電気代がかかるだろうし、キャンベラやメルボルン、タスマニアでは冬はかなり寒くなるので、暖房をつけることが多く、冬の方が電気代がかかると思います。
我家は去年「着る毛布」なるものを楽天で購入したのですが、それからは暖房をつける機会が減りました。
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見た目的には「それ、どうなの?」って感じだけど、本当に暖かいんです!
我家の冬の電気代を節約するのに大いに役立ってくれています。
ルームシューズともこもこ靴下も冬は手放せません。
水道代
水道代も3人家族にしては安いと思います。
賃貸だから水道の基本料はオーナー持ち。
私達が払っているのは実際に使った水の量に対する料金のみです。
オーストラリアでは賃貸の場合、家賃の中には水道代が全て含まれていることも多いのでその場合は無料になります。
環境に優しい暮らしを目指しているので、野菜を洗った水は育てている多肉植物にあげる。
シャワーは10分以内など節水も日常的にしています。
電気代に比べると、オーストラリアの水道料金はそれ程高くないと思います。
ただ雨があまり降らない国なので、水を大切にしようと心がけて暮らしている人がオーストラリアには多い気がします。
通信費
通信費は、家のインターネット代と私の携帯電話1台にかかる料金。
インターネットはOptusのモバイル・ブロードバンドを使用。
月に150GBで$40払っています。
携帯料金については、最近プランを変え、電話やSMS、国際電話(日本、旦那さんの国のマレーシア含む)は定額で使いたい放題。
ネットも20GBまで含まれたプランで、月$25で済んでいます。
私が使っているプランはこちら!国際電話(日本へ)使う人には絶対お得だと思うので、是非チェックして見て下さい。
今のプランにしてからは、電話代を気にせずに誰にでもどこにでも好きな時に電話をかけられるので本当に助かっています。
ワーキングホリデーの人にぴったりの6ヵ月プランもありましたよ!
高いお金を払ってメジャーな電話会社のプランに入る意味がないくらい、安いプランを出している会社もあるので、必ず比較してみることをお勧めします。
旦那さんの携帯電話、パソコン、Ipadの通信費や通話代は全て会社が出してくれています。
教育費
メルボルンの公立小学校に通っている娘の学費は年間$350程。
オーストラリアは公立の学費は無料となっていますが、遠足代や文房具代(学校でまとめて購入)学校への寄付などなど…大体$300前後かかるのが一般的(公立の場合)なようです。
1ヶ月にすると我家の場合は学費が$30くらい。
それに加えて習い事を2つしているので、月にかかる教育費は約$150になります。
オーストラリアの子供の習い事はタームごと、(学校の学期に合わせる)で月謝ではありません。
スクールホリデーの間は習い事も全てお休みになります。
その他
その他には私のお小遣い$100。
旦那さんのフットサル費用$100、そして雑費(日用品等)が含まれています。
私もカジュアルで週に数日在宅で働いていて収入があるので、旦那さんからもらうお小遣いは$100のみ。
娘に必要なものを買うとなくなってしまいます…(・_・;)
物価の高いオーストラリア、我家の生活費はかなり安い方だと思う
オーストラリアで暮らす3人家族の1か月の平均生活費としては、我家の生活費はとても安い方だと思います。
特に電気代と水道料金の値段は「安すぎる!」と友人にびっくりされます。
家賃も子供がいる家庭では安いと思う。
大体の人が子供が出来ると最低2部屋あるアパート(月$2000以上)または家に住むので、1部屋しかないアパートに住んでいるのは周りにも私達くらい…。
私の住んでいるアパートは1BRとしては広く、バルコニーを合わせると53m²。
個人的には全く不便を感じでいないのですが、今でも同じ部屋で娘と寝ていると言うと、周りからは「お金がなくて大変なんだろうな…」と思われるようです(・_・;)
※その後、貯金で2BRのアパートをローンを組まずに買うことが出来ました!(2020年)
オーストラリアで必要な生活費は、住む州や場所によっても大きく変わる
メルボルンCBDに近いところに自分でアパートを借りて住むのなら、子供がいなくても$2000~2500(20万円前後)くらいは必要。
シドニーはメルボルンより家賃が高いのでそれ以上。
アデレードやパースは全体的に家賃が安いようなので、もう少し安くすむはず。
※2021年、パースは賃貸不足が問題になっているようです。
オーストラリアの生活費はオーストラリアでもどの州に住むのか、そしてどのエリアに住むのかによっても全然違うんですよね。
シティから遠くても、お洒落で人気のエリアの家賃は高いし、あと評判の良い学校(特に公立)の近所のエリアは人気が高く、家賃も高いことが多いです。
生活費が安いのは、旦那さんの仕事が理由
我家の旦那さんは、仕事柄毎日車を使います。
そのため会社からは車が支給され、車に関する全てのものが経費として出ます(ガソリン、登録料、サービス代、保険など)
プライベートでも制限なしに乗って良いので、実質車にかかるお金は0!
かなりの節約になっていると思います。
オーストラリアで車を持つことになると、車の登録料、保険、ロードサービス、サービス代、ガソリン代が別にかかります。
家計の管理は旦那さんが担当
我家では旦那さんが家計を管理しています。
旦那さんからは月々$100を貰うだけで、私は全く何もしていません…(・_・;)
自分に必要なものはそれから出すか、自分の収入から出すことになっています。
2人ともアナログ人間なので投資とかは全くしていません…。
ただ年間の成績によって会社の株が貰えるので、株を少し持っているくらいです。
※2019年から、お給料の5%ほどで株の投資(働いている会社の自社株)を始めました。
友人には投資で(主に家)成功してお金持ちになった人も結構いるけど、何だかそういうものを信用できず、もっぱら普通に貯めるだけ。
オーストラリアは銀行に預けておいても(ちゃんと選べば)3%くらい毎年利子がつくので、それを楽しみに銀行に預けています。
家賃以外の日常での支払いはほぼ全てカードで支払っています。
オーストラリアは日本よりも全然カード社会なので、現金を使う機会は(我が家では)ほとんどありません。
ただ、うっかり支払いを忘れると高額の遅延損害金を払うことになるので注意が必要です。
まとめ
日本円に換算して生活はしないので、$3000はオーストラリアでは30万円くらいの感覚だと思います。
私達は必要なものしか買わない生活をしているし、外食もB級グルメのアジアン料理を中心に食べていることを考えると、普通の人はもっと生活費が必要になると思います。
もしもこれからオーストラリアに移住をしようと思っている人がいたら、日本で十分に貯金をして、数か月~半年くらいは仕事が見つからなくても大丈夫なくらいのお金を持って来ることをおすすめします。
ほとんどの人が「物価が高いと思ってはいたけど、こんなにも高いなんて…」と驚きます。私もその一人でした。
お給料が高いと言われるオーストラリア。
私もカジュアル勤務で時給にして$20以上貰っていますが、物価が高いのでお給料は高くても、それほど余裕があると感じることは少ないかも。
お給料から生活費をのぞいた分は全て貯金し、1年に1回、里帰りと合わせて、近隣のアジアの国々への旅行に行き、つかの間の贅沢気分を味わうことにしています。
以上、【生活費が高い国】オーストラリアに住む我家の1か月の生活費でした。