私の旅した:子連れ海外旅行ガイド

娘と一緒に旅し経験した、子連れ海外旅行ガイド

【オーストラリアの小学校】学校の水泳教室事情

 

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娘の通っている小学校では、毎年水泳教室があります。いつも水泳教室があるのは夏だったのに、今年はなぜか冬の一番寒い時期に…(-_-;室内の温水プールだから泳いでる時は寒くないと思うけど、終わった後髪の毛が濡れたままで風邪を引かないか今から心配です…。

 

今日はそんなオーストラリアの小学校の水泳教室事情について、娘の学校の例をとって紹介してみたいと思います!

 

オーストラリアの小学校事情について、他にも色々書いています♡

 

目次:

 

オーストラリアの小学校にはプールがないのが普通

 

オーストラリアの小学校に通わせて驚いたことのひとつが、プールがない学校がほとんどだと言うことでした(ビクトリア州の場合)

 

オーストラリアは水泳の強い国なので(オリンピックでも沢山のメダルを取っている)、小学校の時から水泳の授業に力を入れているんだろうな…っていう勝手な思い込みがあったんですよね。

 

私達の住んでいるビクトリア州は寒い時期が長いので、だからかもしれませんが、友人に聞いても公立の小学校にプールがあるという話は聞いたことがありません。なので、毎年夏に行われる水泳教室は、学校近くにあるスイミングセンターと提携して行われます。

 

水泳教室は参加自由!

 

学校によっても違うのかもしれませんが、水泳教室の料金は学費には含まれておらず、別料金の場合が多いよう。また全員参加ではなく、希望した生徒のみ参加になります。

 

ただ水泳教室の時間は授業時間に組み込まれているため、ほとんどの生徒は参加。参加しないことにした生徒は、皆が水泳教室に行っている間学校で自習をすることになるようです(娘の学校の場合)

 

参加しない理由としては、すでに泳げるので水泳教室に参加する意味がない、プールの水の衛生面で不安がある(親)、宗教上の問題(イスラム教の女の子)など、色々な国の人が集まっているオーストラリアならではだな…と思います。

 

水泳教室の期間と料金は学校によって様々

 

娘の学校はプレップ時は2週間(月曜日~金曜日の毎日45分のクラス×10回)で$75、1年生の時は$90(期間は同じ)、今年は$65でした。この料金には毎日プールまで往復する、貸し切りバスの料金も含まれています。

 

何で期間が同じなのに毎年値段が違うんだろう…不思議ですよね(-_-;今年はセンターが違うからっていうのもあると思うのですが、最初の2年間は同じセンターでした。

娘の学校の場合はこうでしたが、水泳教室の期間や料金はそれぞれの学校によって違うようです。

 

オーストラリアの小学校にはスクール水着はない!

 

水泳教室の持ち物は、水着、タオル、ゴーグル、ビーチサンダル。これを好きなバックに入れて持っていきます。水泳バックとかではなく、普通のレジ袋とかに入れてくる子がいるのが面白い!

 

水着は特に指定はなく自由。中にはビキニタイプの水着を着てくる子も…。スクール水着がある学校は聞いたことがないので、ないのではないかと思います(そもそも全員参加ではないし)

 

水泳教室のある日は、水着は制服の下に着てくるように言われているので、我家ではタンキニタイプの水着を選びました。

全体的にはワンピースタイプの水着を着てくる子供(女の子)が多いようですが、水泳教室は午後のこともあり(その日によって時間が違う)ワンピースだとトイレに行くのが大変だと思うんですよね…。

 

タンキニタイプの水着は上下別れているので、制服の下に来ていてもトイレも問題ないし、着替える時もワンピースタイプよりは楽なように感じます。また毎日クラスがあるので、水着は1枚じゃ足りないかも。我が家は3セットあるので、毎日違う水着を持たせています。

 

クラスは子供達のレベルに合わせて行われる

 

個人が尊重されるオーストラリアでは、水泳教室でも子供達の泳ぎのレベルによって小さいグループに分かれ、それぞれが今より少しでも良く泳げるようにする!と言うことを目標に練習するようです。

 

水泳教室に参加する時点で子供達が泳げるかどうかは、個人で水泳教室に通っているかどうかが大きいよう。中には顔に水をつけることも出来ない子もいるなど、泳ぎのレベルは子供によって本当に様々。

 

それでもレベルごとにグループ分けさせているので、あまり他の子を気にせずに皆のびのび楽しんで練習しているのが素敵だな♡と、ボランティアでクラスの付き添いを数回して思いました。

 

参加したい子供は、全員参加できるようにするための取り組み

 

私達の住んでいるエリアには難民センターがあるので、難民の人も多く住んでいます。

 

他の国から戦争を逃れるために難民としてオーストラリアに来た人たちにとって、生活の基盤が整っていない中、数十ドルも水泳教室に払うのは難しいこと。別料金だと言うことで参加出来ない子供もいると聞きました。

 

他にも生活が苦しいなどの理由で、参加したくても水泳教室に参加できない子供達も多くいます。そんな子供達のために水泳教室の少し前に行われるのが、Inclusion Program。

 

 各学年のお母さんたちがボランティアで月に1回、家で作った手作りのケーキやクッキーなどを持ち寄り、学校で販売。その売り上げを家庭の事情で参加できない子供達の水泳教室の参加費にあようと言う取り組みです。

 

ボランティアが盛んなオーストラリアでは、ケーキなどが用意できない人は寄付されたものを売る係として、それも出来ない人は売られているものを沢山買って売り上げに貢献するなど、それぞれが参加可能なかたちで、このプログラムを助けています。

 

毎回このケーキストールでは$1000近い売り上げがあり、去年は希望者全員が水泳教室に参加することが出来たそうです。今年もそうなると良いな。

 

子供達にとって「お金がないから」という理由で、みんなと同じようにクラスに参加できないのはきっと辛いことですよね。そういう子供が1人でもこの活動によって減ることは、とても素晴らしいことだと思っています。

 

まとめ

 

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4歳の時からスイミングに通っている娘。冬はプールに行くと風邪ばかり引くので、今年は冬の間のスイミングはお休みにしたのに…。思いもよらず学校の水泳教室が冬になり、きっと風邪ひくんだろうな…(-_-;と今から思っています。

 

25m泳げるので、初心者向けの学校の水泳教室は行かなくても良いかな…と思ったりするのですが、やっぱりクラスのお友達とバスに乗っていくのは楽しいようで、今年も参加することになりました。

まぁ、娘が楽しければ良いと思って、あまり上達は期待しないことにします。

 

以上、【オーストラリアの小学校】学校の水泳教室事情でした!