今日はパニック障害の薬を飲み始めて、1年で8kgも激太りしてしまったことについて書いてみたいと思います。
目次:
- パニック障害歴11年の私
- パニック障害と共に生きる
- 山あり谷あり、良い時もあれば悪い時もある
- パニック障害の薬について
- 副作用の辛さに苦しむ
- パニック障害の薬で1年で8kgも体重が増加
- 健康になりたい!仕事を半分に減らして、ダイエットをすることに決めました
パニック障害歴11年の私
激太りした話の前に、少しだけ私のパニック障害歴について書いてみようと思います。
私のパニック障害歴は11年になります。
初めてパニック障害の発作が出たのは2007年の5月。
オーストラリア移住に必要なさまざまな書類を揃えるため、日本に3か月ほど里帰りしている時でした。
電車に乗っている時、突然のめまい。そして冷房が効いているのに噴き出すような汗、顔がほてって心臓もバクバク。
心臓発作を起こしたのかもしれないと思いました。
各駅だったので次の駅で降り、ベンチでしばらく休むとサーっと波が引くように症状は治まり、自分でも何が起こったのか分からず戸惑ったことを覚えています。
ただその後も電車に乗る時、頻繁に同じようなことが起こるようになり、しだいに電車やバスに乗るのが怖くなってしまいました。
不安な気持ちで内科を訪れ、自分に起こったことを話すと「パニック障害かもしれないから」と心療内科を紹介され、初めてパニック障害という病気がどんなものなのかを知ることになりました。
パニック障害と共に生きる
一番パニック障害の症状が酷かったのは2007~2008年のはじめ。
家から外に出るのも辛いくらい発作も頻繁に起こり、全てのことにやる気をなくし、その辛さに「このまま生きていてもしょうがないんじゃないか?」と思うような生活を送っていました。
でも友人に紹介されたカウンセラーの先生のもとに通うようになり、症状はゆっくりとだけど落ち着き、日常生活を送るには問題ないところまで回復しました。
娘が産まれた1年を除き、カウンセリングには計7年程通いました。
たぶん私にはカウンセラーの先生があっていたんだと思います。
長年パニック障害を完全に治し、昔の自分と同じになることを望んでいたけど、それは無理で、この病気と上手に付き合って生活していくしかないということに、ある時気づき、それを受け入れられるようになったことも大きかったと思います。
元の自分に戻れないと気が付いた時は心底がっかりしたけど、それと同時に肩の荷がすっと下り、気持ちが楽になったのを覚えています。
それから周りの人には、必要な場合には自分の病気のことを話し、無理なことは無理と言えるようになりました。
周りの人の理解があり、温かく見守ってくれたこともパニック障害が良くなった理由のひとつだと思います。
私はきっとラッキーだったんですね。
山あり谷あり、良い時もあれば悪い時もある
パニック障害がある生活は山あり谷あり。いつも平穏な日々が続くわけではありません。
元気な状態が2年間ほど続き「もしかしたら、治ったかも」と思いだしていた頃、娘と地下鉄に乗って出掛ける機会がありました。
行きは電車も全く問題なし。
それなのに帰りに地下鉄に乗ろうとエスカレーターを降りている時、過去最大の発作が起こりました。
旦那さんは出張中。娘はまだ3歳。
どうしても電車に乗って帰らなきゃいけない!
それなのに乗ろうとするたびに額から冷や汗がだらだら、息は苦しくて倒れそう。
娘と一緒に10本ほど電車を見送りました。
娘には「Mummy、電車に乗らないの?」と何度も聞かれましたが、返事をする余裕すらありませんでした。
結局電車には乗れず、家までベビーカーを押し3時間かけて歩いて帰りました。
それから4年、公共の乗り物には旦那さん抜きでは1度も乗っていません。
乗っていないと言うより乗れなくなってしまったと言うのがあっていると思います。
発作が起こると、その後1年は頻繁に発作や予期不安に悩まされます。
これは本当に辛いんです。元気だった期間が長いと特に。
頑張って少しずつ積み重ねてきた努力が台無しになり、谷底に突き落とされたような気持になります。
その後も旅行先のバンコクで乗ったタクシーの中で発作が起き、1年ほど飛行機に乗れなかったり…。
治ったと思ってはぶりかえし、元気になってはひどくなりといった感じで11年間過ごしてきました。
パニック障害の薬について
この10年間、実は何度も薬を飲んでパニック障害と付き合うようにドクターからアドバイスを受けてきました。
実際に飲んでいた時期もあるのですが、身体にあわず数回試すも続けて飲むにはいたりませんでした。
その後はパニック障害の発作が起こった時に飲む薬は持っていたものの、毎日飲む薬の方にはどうしても抵抗があり、薬を飲まない方法で回復する方法を模索し続けていました。
でも去年、実家で色々問題が起こり、常に心配事が絶えない中、パニック障害の発作が頻繁に起こるようになり、毎日の生活にも影響が出るように…。
根本的な解決になるかもしれないのならと、藁をもつかむ思いでついにパニック障害の薬を飲み始めることにしました。
副作用の辛さに苦しむ
パニック障害の薬は、人によって副作用が強くあらわれる人とそうではない人がいるようです。
私は副作用が酷く出た方でした。
脳の物質に作用する薬なので、当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、めまい、ふらつき、気持ち悪さなど、飲み始めて最初の3か月間は、妊娠している時のつわりよりも辛く、一人になると悲しくて涙がぽろぽろこぼれるほど不安定な気持ちで毎日を送っていました。
ただ、そんな生活も半年を過ぎると落ち着き、それからは薬を飲んでいない時に比べて毎日の気分の波もなくなり、旦那さんも驚くほど元気になりました。
パニック障害の薬で1年で8kgも体重が増加
薬を飲み始めてからすぐ気が付いた変化としては、体重の増加。
今までと同じようなものを食べているのですが、副作用の眩暈やふらつきが数か月続いたため、ずっと続けていた運動を一時的にやめることに。
「運動しない時期が長くなったから、体重も増えたんだろうな…」その時は、それくらいにしか思ってなかったのですが、半年過ぎ、運動を少しずつ再開してからも、増加するスピードはゆるくなったとは言え体重が増え続け、1年でトータル8kgも増えてしまいました。
かかりつけのドクターからは副作用として体重が増えることもあると聞いていたのですが、こんなに増えるなんて…。
今の体重は妊娠9か月の時の体重と同じ。
つまり人生で一番太っていた時の体重と同じと言うことになります。
健康になりたい!仕事を半分に減らして、ダイエットをすることに決めました
体重が増加したのは薬の副作用の他にも、仕事が座りっぱなしで行うものであること。
しかも最近忙しく、日によっては5時間くらい続けて仕事をすることもあり、運動をする時間がないことも原因だと思います。
パニック障害で悩まされることはないけど、最近は体調が悪い日も多く、本気になって体重を減らすことを考えなければいけないと思い出しました。
今月の終わりからは仕事の量をしばらく半分くらいに減らしてもらうことに。
お給料は減るけど健康はお金に変えることは出来ないので、自由になった時間を運動に充てようと思います。
見た目のためではなく、あくまでも健康を回復することを目標に。
ゆっくりとでも体重を減らしていければ良いな…。
また、この1年間で悪い習慣が沢山増えてしまったので(仕事をしながらお菓子をつまむ、コーヒーを沢山飲む、夜更かしなど)それもリストアップして、徐々に正していく予定です。
以上、【パニック障害】パニック障害の薬で1年で8kgも太ってしまったことについてでした。