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オーストラリアでの新型コロナウイルス感染の現状

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2020年4月10日更新!

 

この記事ではオーストラリアの新型コロナウイルス感染の現状について紹介しています。

 

オーストラリア政府のHPオーストラリアでも信頼のおけるメディア(ABCなど)で報道された記事を参照して書いています。

間違った情報を載せないように気を付けていますが、もしも間違いを見つけた方は指摘して頂ければ訂正しますので、是非コメント欄で教えて下さい。

 

日本では報道されていないことも多いと思うので、この記事がどなたかの役に立つと幸いです。

 

オーストラリアの学校が休校になった時の準備についても書いています。

休校中に使える無料のオンライン教材や便利なサービスについても紹介しているので、是非読んでみて下さい。

 

元同僚が14日間の自宅待機になり、我家でも万が一自宅待機になった時のために、少しずつ準備を始めました。

 

目次:

 

 オーストラリアの現在の新型コロナウイルス感染の状況

 

新型コロナウイルスの正確な情報オーストラリア政府のページから確認することが出来ます。

 

※現在毎日感染者数が増えており、政府ページのアップデートがかなり遅くなっています。

 

4月10日現在、オーストラリア国内ではコロナウイルスに感染した人が6203名いると報道されています。

 

NSW州2822名VIC州1241名QLD州965SA州428名WA州506名TAS州111名、NT27名、ATC103名が確認されています。

 

※各州をクリックすると、新型コロナウイルスに関する各州の情報、ホットラインの番号が載っているページに飛びます。

毎日感染者の数は毎時間増え続けているので、上に書いている情報が最新のものではありません。

 

感染した人6203名中、54が亡くなっています。

 

感染者のうち10名は横浜に停泊していたダイヤモンドプリンスの乗客だと言うことです。

 

3月12日、ゴールドコーストで映画撮影中の俳優、トム・ハンクスとその奥さんも新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。

 

トム・ハンクスと奥さんは、その後無事に病院から退院されたようです!

 

3月20日21時から、全ての外国人のオーストラリアへの入国が禁止に

 

オーストラリア国内で急速に増え続ける新型コロナウイルスの感染を封じ込めるため、オーストラリア政府は3月20日(金)21時から、外国人(オーストラリア国民、永住権保持者とその家族を除く)のオーストラリアへの入国を禁止すると発表しました。

 

15日(日)には、オーストラリアへ入国する全ての人(自国民含む)への14日間の自主的隔離を要請すると発表したばかりでしたが、国内での感染者は毎日大幅に増えていることを受け、外国人へのオーストラリアへの入国禁止を決断したようです。

 

19日に在メルボルン日本領事館から、20日の入国禁止について受け取ったメールを載せておきます。

 

●豪首相府が3月19日に発表した入国禁止措置は、これから豪州に渡航を予定される方に大きな影響を及ぼすものですので、メディア・リリースの概要を以下のとおりお伝えいたします(段落番号は便宜的に伏したものです。また全文を翻訳したものではありませんので正確な内容は原文をご覧ください)


https://www.pm.gov.au/media/border-restrictions
●豪内務省のウェブサイトが更新され,入国禁止措置に関する情報が追記されました。
https://www.homeaffairs.gov.au/news-media/current-alerts/novel-coronavirus

1.メディア・リリース概要
(1)豪州は豪州人及び居住者でない全ての者(all non-citizens and non-residents)に対して国境を閉鎖する。

(2)入国禁止措置は3月20日(金)21時(豪州東部夏時間)から、豪州人と永住者並びに配偶者、法定後見人及び扶養者を含む直近の家族のみ除外して効力を生じる。

(3)豪州に居住するNZ国民、NZに向けて乗り継ぎを行うNZ国民も適用が除外される。また、自国に向けて乗り継ぎを行う太平洋島嶼国の国民は引き続き適用が除外される。

(4)豪州人及び永住者並びに入国制限の適用除外となる者は、厳格な14日間の自己隔離に引き続き従う。

(5)最優先事項は、命を守るためにコロナウィルスの拡大を遅らせることである。
(6)豪州における約80%のコロナウィルスの事例が豪州入国前に海外で感染した人々、又は、海外から戻った人と直接接触した人々であるため,豪州政府は前例のない措置を講じた。これまでの渡航及び入国に関する制限は豪州人以外の者の豪州への渡航が昨年の同時期の約1/3に減少したことを示した。
(7)我々は,帰国を考えている豪州人に対して可及的速やかに帰国するよう強く促す。

これは全ての豪州人に対して渡航を禁止するという渡航勧告の引き上げに続くものである。

 

外貿省は領事に関する助言と支援を提供するが、領事サービスを提供する外貿省の能力は、現地での移動制限やコロナウィルスがもたらす課題の規模の大きさのため、限定される可能性がある。

豪州に帰国できない又は帰国を望まない豪州人は、現地の当局の助言に従い、自己隔離によりコロナウィルスに晒されるリスクを最小化すべきである。
(8)連邦政府は豪州人を豪州に移動させ、物資と貨物の輸送を継続するため、いくつかの国際線の継続について航空会社と協議を行っている。

2.豪内務省ウェブサイト
 豪内務省のウェブサイトにも,最新の入国規制に関する情報が掲載されていますので,併せてご参照ください。
https://www.homeaffairs.gov.au/news-media/current-alerts/novel-coronavirus

 

オーストラリア国内でのトランジット情報(在メルボルン領事館より得た情報)

 

20日に在メルボルン日本領事館から受け取ったメールに、20日の21時以降にオーストラリア国内でトランジットする場合について書いてあったので、ここに載せておきます。 

 

 ●豪外務貿易省の通知を受けて、20日の領事メールで20日21時から実施される入国禁止措置に関連し、豪国内空港での日本等他国へのトランジットは可能である旨お伝えいたしましたが、先ほど豪外務貿易省から、状況が変わり、21時からの入国禁止措置以降,豪州国民以外のトランジットは原則許可されないとの連絡がありました。


●ただし特別の理由により、例外が認められる場合があるとのことですので、下記のリンクをご参照の上、該当される方は手続きを行ってください。
https://immi.homeaffairs.gov.au/help-support/departmental-forms/online-forms/covid19-enquiry-form

 

ニュージーランドからオーストラリアを経由して他国に向かう場合

 

 ●豪外務貿易省から当館に対し、ニュージーランドから豪州を経由し他国に向かう外国人は、本21日12時(豪東部夏時間)から72時間に限り豪国内空港でトランジットが可能になるとの連絡がありました。

●豪外務貿易省から当館に対し、ニュージーランドから豪州を経由し他国に向かう外国人は本21日12時(豪東部夏時間)から72時間に限り、豪国内空港でトランジットが可能になるとの連絡がありました。

●トランジットは同一の日に行われなければならず、空港内に滞在しなければならないとのことです。

●なお、過去14日以内に中国、韓国、イラン、イタリアに滞在した外国人は対象外です。

●72時間経過後(24日12時以降)は、適用除外申請を個別に行う必要がありますので、下記のリンクをご参照の上、該当される方は手続きを行ってください。

https://immi.homeaffairs.gov.au/help-support/departmental-forms/online-forms/covid19-enquiry-form

 

タスマニア州への旅行者への14日間の自己隔離措置が決まる

 

3月19日、タスマニア州政府は非常事態宣言がされ、旅行者(国民を含む)がタスマニアを訪れる際、14日間の自己隔離を義務付けることを発表しました。

 

自己隔離を守らない人には多額の罰金が科せられるので、注意が必要です。

 

在メルボルン日本領事館から受け取ったメールでは、以下のように書かれていました。

 

●3月19日,タスマニア州政府は非常事態宣言を発出し、コロナウィルス対策でタスマニアへの旅行者(専門家や航空会職員等一部除く)に対し14日間の自己隔離措置を取る事を決定しました。

1.3月20日金曜日正午から、タスマニア州に入る旅行者(国内移動含む)に関しては、14日間の自己隔離が求められる。

同措置はオーストラリア本島からタスマニアに戻るタスマニア在住者にも適用される。
2.自己隔離措置は以下に該当する場合適用されない。
(1)医師や看護師、防衛要員、添乗員や船員、専門家、物資を搬入するトラック運転手等の必要不可欠な人員。
(2)キング島やフリンダース島在住でタスマニア本島に入州する者。
3.自己隔離措置に従わない場合には最高1万6千8百豪ドルの罰金が科せられる。


詳細はタスマニア政府の公式サイトのタスマニア州首相発表をご確認ください
http://www.premier.tas.gov.au/releases/nation_leading_border_restrictions_to_protect_tasmanians

 

新型コロナウイルスの感染拡大による不安が高まり、オーストラリア各地でパニック買いが起こる

 

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オーストラリア国内での新型コロナウイルス感染者の急増が不安を煽り、「Panic Buying(パニック買い)」と言う買い貯めがオーストラリアのスーパーでも起こっていています。

 

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いつもなら、牛乳がいっぱい並べられている冷蔵庫が見事にからに…。

 

日本でも報道されたようですが、警察沙汰になるような喧嘩が起こるほど、トイレットペーパーは品薄になっており(在庫は沢山あるようだけど、置くたびに買い占められているよう…)他にもパスタ、小麦粉、パン、牛乳、卵などの買いだめする人が多いのか、棚に何もない状態を目にすることが多くなってきました。

 

トイレットペーパーなどの買い占め問題については、こちらでも紹介しています。

 

各スーパーでは数量制限などをしてパニック買いをどうにか落ち着かせようとしているようですが、一向に落ち着く様子は見られず…。

 

中には近所のスーパーで手に入らないものを数時間離れた郊外のスーパーにまで買いに行く人も出るなど、現在も混乱が続いています。

 

必要以上の買占めは駄目だと思うけど、私もパニック買いが起きる前、2週間分の保存食や水、足りないものを買い足したりしたので、不安で急いでスーパーに買いに行ってしまう人の気持ちは良く分かります…。

 

 また、日本と同じように、マスクや消毒液は軒並み売り切れて手に入りにくい状態が続いています。

 

まとめ

 

3月に入り、オーストラリア国内でも新型コロナウイルスの感染者が急増しています。

 

状況は毎日変化し続けているので、この記事が最新情報と言うわけではありませんが、日本ではオーストラリアの新型コロナウイルスの現状を伝えるニュースが少ないこともあり、ブログに書いて見ることにしました。

 

この記事が何かしらのお役に立てると嬉しいです!

 

以上、オーストラリアでの新型コロナウイルス感染の現状でした。