先週、父の体調が優れず、突然歩けなくなったことから、「検査入院をすることになりました」…と書いたのですが、その後父の気が変わり、やっぱり検査入院をするのは嫌だ!と言い出してしまいました…。
ここ数日説得を重ねましたが、聞き入れてもらえず、どうして良いのか途方にくれています。
とりあえず他に受けた検査の結果は、今週末病院に聞きに行くことになっているので、その時、先生に父に今起こっている状況を短時間で分かってもらえるように、父の様子を客観的に観察し、前と違う点や今起こっている症状を表にして書き出してみることにしました。
今日紹介するのは、検査入院を拒否され、それでも父の体調不良の原因が分かるすべはないか…と思って実行した苦肉の策です(・_・;)
目次:
自分の家族が介護の危機!不安やもどかしさから、どうしても感情的になりがちに…
私も母も、言うとおりにしてくれず、提案を退けてばかりの父へのもどかしさ、将来の介護への不安などから、どうしても感情的になってしまうことが多いです。
元気な父、偉大な何でもできる父を知っているので、父が年を取り、介護が必要になるかもしれない状況を頭では分かっていても、なかなか受け入れることが出来ないんだと思います。
私は現在オーストラリアに住んでいるので、直接父の手助けをすることは出来ていません。
主に父を助けているのは、実家の母。
病院に検査に行く時は母も一緒に行くのですが、父は難しい説明をされても要領を得ないことが多く、母は母で先生に(自分の)大変な現状をつい訴えてしまい、客観的に何がどう父に起こっていて、その頻度はどうなのかなど、原因を見るける参考になるようなことをほとんど説明できていないことが話を聞いていて分かりました。
そこで、ここ数日毎日30分程スカイプをし、父の様子を客観的に観察。
また母にも話を聞くことで、父に日常的にどんな変化が現れているのかを分かりやすく書き出して表にすることにしてみました。
観察と母への聞き取りで分かった、父に見られる主な症状
以下は書き出してみた父の症状です。
● すくみ足(小幅で足をあげずに、するように移動する)
● 歩くのが極端に遅い
● 何もないところで転ぶ
● 転んだ時に反射的に体を守ろうと手が出ないので、ばたんと顔から倒れる
● 服を着替えたり、ボタンをとめるのに凄く時間がかかる
● 軽度の鬱状態が見られる(やる気が出ずに、毎日ぼーっとソファーに座ってテレビを見ている)
● 昼間に眠くなることが多く、一度寝ると3時間以上寝る
● 顔の表情が乏しい
● 話しかけても反応が遅く、返事をするのに時間がかかることが多い
● 最近忘れっぽい
● ちょっとしたことでも怒りっぽい
スカイプでは主に話しかけた時の反応や顔の表情を観察しました。
その他は私が去年実家に帰った時に感じたものと、母からの聞き取りによって書き出したものです。
また、旦那さんが仕事関係で10年程お付き合いのある親しい医師5人に症状を話し、聞いてみたのですが、どの先生にも「パーキンソン病」の可能性があると言われました。
※これは症状だけをみると「パーキンソン病の症状に良くあてはまる」と言う話で、実際は診察してみないと分からないとも言われました。
パーキンソン病ではないと言われる
実は、去年の中旬の時点で、父に見られる症状から「パーキンソン病」ではないかとかかりつけの医師に言われ、大きな病院で検査をしたんです。
しかしその時受けた検査結果は「パーキンソン病ではない」と言うものでした。
詳細は分からないのですが、パーキンソン病の人に見られる手の震えや表情の乏しさが起こってないとか、そのような理由だったと思います。
ところが上にも書いたように、1年経った今では表情の乏しさ、反応の悪さ、軽い鬱の症状、ボタンなどがとめずらいと言った変化が起こっています。
そこで、かかりつけの医師にもう一度父に起こっている症状を良く聞いて貰い、再度検査が出来ないかと思いました。
病院での診察って待ち時間は長いけど、何も言わないと「調子はどうですか?」と言われて、何を聞こうと思ったんだっけ?と思っている間に終わってしまうことが多いらしく、そんな時にあらかじめ症状の表を持参すれば説明時に役に立つと思ったんです。
上の書いたことに加え、分かる限りでここ3ヶ月に起こった症状の頻度(例:手を付かずに顔から転んだのは1ヶ月で3回、坂道でよく躓く、バスに乗る時に転んだなど)を追加記入。
母が説明する時に読みやすい大き目の文字で表を作り直し、大事な点は青い太文字で分かりやすくしてみました。
実家にはパソコンもプリンターもあるのですが、送ったデーターのプリントの仕方が分からないと言うことで、私がオーストラリアでプリントし、封書で念のため3枚同じものを中に入れて送りました。
この表が、父の現状を病院の先生に分かってもらうのに役に立ってくれると良いんだけど…。
まとめ
遠くに住んでいると、肉体的に両親を助けてあげることが出来ず、罪悪感を感じることも多いです。
でも、罪悪感を感じて落ち込んでも状況は変わらない…。
それなら自分が出来ることを見つけて、役に立つか立たないかは分からないけど悩む前に思いついたことをやってみようと思っています。
「今何かしないと、もっと症状が悪化するのでは…」と言う不安は勿論あります。
でも本人が「良くなりたいから、検査をきちんと受けたい」とならないとどうにもならないので、そこは根気強く説得し続けていくしかないのだと思います。
これが他人なら「好きにして下さい!」と言って知らんぷりですが、実の親だとそういうわけにもいかないですよね…。
難しいな…と、父と話すといつもそう思ってしまいます。
以上、父に見られる主な症状を、具体的に書き出してみるでした。