私の旅した:子連れ海外旅行ガイド

娘と一緒に旅し経験した、子連れ海外旅行ガイド

譲って頂いた物を大事に使う暮らしは、実はとても豊かだと思う

 

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日本への里帰りに向けてお買い物ネタが続いていますが、実は普段はあまり物を買わない暮らしをしています。

 

オーストラリアに来てから、誰かが使わなくなったものを譲ってもらうことも多く、そんな毎日を楽しんでいるので、今日は少しだけ紹介してみようと思います。

 

目次:

 

物を買わなくなったのは、オーストラリアに移住してすぐの苦しい生活がきっかけだった

 

オーストラリアに移住して11年目になる私と旦那さん。

 

移住10年記念の記事にも書きましたが、最初は1~2年くらい住んでみよう!と何とも気軽な(無鉄砲とも言う)気持ちでオーストラリアにやってきました。

 

最初に住んだアパートは友人が揃ってShoes box(靴箱)と呼ぶほど狭く、2人で部屋にいると移動するのにお互い譲り合わなければいけないほど!

 

当時オーストラリアに持ってきたのは、それぞれトランク1つ。

 

アパートの保証金を払って車を買うと貯金は底をつき、最初の1年半はお互いに服を1枚も買いませんでした。

またアパートは家具家電付きだったので、あるもので何とか間に合わせて生活を送っていました。

 

最初は辛かったけど、1年半後にはそれがすっかり普通に。

 

旦那さんが希望の職に就き、安定した収入を得ることが出来るようになってからも、必要なもの以外の物を買うことはほとんどなくなってしまいました。

 

実は身の回りの物は最低限あれば十分生活していけることに気が付いたからです。

 

当たり前だけど、物を買わない暮らしを送ればお金は貯まると思う

 

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友人に話したら心底びっくりされたけど、先日5年ぶりに新しいジーンズをユニクロで買いました

私が持っているズボンはこのジーンズ1本だけ。

 

冬はジーンズ1本とセーター5枚、厚手のタイツ4枚(これは毎年買い替える)に冬用ワンピース4枚だけで過ごしています(上着はダウンジャケットと暖かいパーカー、薄手のコートを持っています)

 

今年は2年前に買ったユニクロのセーター5枚が使い古された感じになってしまったので処分。また新たにユニクロでセーター5枚を色違いで購入しました。

この先2年はそれを着まわす予定。

 

何も食べなければ太らないように、本当に必要なものしか買わなくなるとお金を使う機会も減るので、自然とお金が貯ます。

 

独身時代もそれ程物を買う方ではないと思っていたけど、今の方がよっぽどお金を貯めることが出来るので、実は知らず知らずのうちに色々買っていたんだろうな…。

 

貯まったお金は将来に向けて貯めている以外、消えてなくなってしまうけど自分たちを幸せにしてくれること、例えば週末の外食、健康な歯を保つための歯医者さんの定期健診、娘の習い事、時々ふらっと行く1泊旅行などに使っています。

 

 また物をあまり買わない生活に慣れてからは物欲も減り、裕福な友人をみても「羨ましい」と思う気持ちがほとんどなくなり、気持ち的にも本当の意味で豊かになった気がします。

 

家の家具は譲って貰ったものばかり!大事に使えばまだまだ使える

 

ここ数年、必要なものがある時は新しいものを買うわずに人から譲ってもらうという選択肢が増えました。

 

実際、我家の家具は今のアパートに引っ越した時に、日本に帰国される駐在員のご家族に譲って貰ったものが多くあります。

 

普通に買うと10万円以上する有名なブランドのクイーンサイズのベット(マットレス含む)、お洒落なダイニングテーブルと椅子3つ、洗濯を干すラック、IKEAの大きなテレビ台、扇風機、PCテーブルなどなど。

 

まとめて$200で譲って頂いたので、必要な家具が約16000円ほどでそろってしまったことになります(別に送料が$100程かかりました)

 

8年ほど使っていますが元々質の良いものが多かったので、今で快適に使えているんですよ♡

この時浮いたお金は、その年2回マレーシアの旦那さんの実家に帰る費用になりました。

 

娘のベビーベット、ベビーカー、おむつ台、玩具のほとんどは無料で譲って貰ったもの

 

赤ちゃんが生まれると言うのは、多くの人にとって特別なイベントだと思います。

生まれてくる子供のために、色々揃えるのも楽しいですよね!

 

我家では娘が産まれた時、必要な物はほとんどを他の方から無料または安く譲っていただきました。

 

ベビーカーはアップリカの2年物を。軽くて折り畳みがワンタッチでできるタイプ。$10程で譲り受けました。

 

おむつ台はニュージーランドから引っ越して来られた日本人の女性から。

彼女が娘さんが産まれた時にオーダーメイドで作ったと言う思い出の品を、$20で譲って頂きました。

 

ベビーベットはマットレス、お布団、防水カバー付きで、3人お子さんがいる日本人の方から好意で無料で譲り受けました。

 

ところどころに絵が描いてあったり、シールが貼ってあったベビーベット。

家に帰って綺麗に掃除して、デイベットにもなるタイプだったので5年間も使わせて貰いました。

この方からは他にもハイチェアとおもちゃを段ボール3箱分もらいました♡

 

今あるものを使えるまで使うことは、環境にもとても優しいと思う

 

誰かが使ったベビーグッツを譲ってもらうことにしたのは、あまり無駄なお金を使いたくないと言う気持ちも勿論あります。

 

ただ、オーストラリアに来てから環境に優しい暮らしに目覚めたところがあり、誰かが使ったものでも別に問題ない。

 

まだ使えるものならば無駄にしたくないという気持ちがあったことも1つの理由です。

 

 日本では誰かが使ったものを「中古」という、何だか古びたイメージの言葉で表現するけど、オーストラリアではSecond handという言葉の他にPre- Loved(誰かに愛されて使われたもの/愛用されていたもの)という表現があって、いつも素敵だなと思います。

 

こういう風に言われると、誰かが使ったものでも大事に使いたくなってしまいますよね!

 

その言葉通り、私達が譲って貰って大事に使ってきたベビー用品は、娘が大きくなった後、おむつ台、ハイチェア、バンボ、ベビーベットは綺麗に掃除し、無料で必要な方に譲りました。

きっとその方たちの大事な赤ちゃんの為に、また頑張って働いてくれていることだと思います。

 

使わないのに持っているのは無駄!必要な人に譲ると、自分の気持ちも豊かになる気がする

 

以前、子供服のおさがりを毎年沢山譲ってもらうと言う話をブログに書きました。

 

オーストラリアの人は譲った物は、譲られた相手が自由にして良いと言った感じで、あまり執着のない人が多く、貰ったから着せて見せるとか、ほとんどない気がします。

 

また貰う時によく言われるのが「もし気に入らないものがあったら、寄付したり誰か必要な人にあげちゃって良いからね!」という一言。

 

最初は「そんなこと悪くて出来ない」と思っていたけど、本当にそう思ってくれてるんだなと言うことが分かってからは、娘が着ないと思うものは欲しい人にあげる。

または地元の着なくなった服を寄付するお店に持って行くようにしています。

 

このお店はオーストラリアでは非常に人気が高く、近所を買い物していると時々私達が寄付したものを着ている子を見かけます♡

 

そういう時、私と娘は思わずにっこり。

「新しいオーナー(持ち主)が出来て良かったね、大事にしてくれると良いね」と話したりします。

 

私はごくたまーに難民センターでボランティアをしているのですが、難民の人たちは本当に着の身着のままで安全な場所を目指し、生きるために自分の国を去ってオーストラリアにやってきます。

 

おさがりの服を寄付できるこのお店では、とても安い値段で服が売られているので、難民の人も利用する人が多いと聞きました。

 

また売上金は病気の治療法を探す基金に一部寄付されると書いてあったので、タンスの中で思い出と一緒に眠っているよりも、今その服を必要としている誰かの役に立てる方が素敵だと思い、着なくなったものは綺麗に洗濯後、娘と一緒にお店に寄付することにしています。

 

まとめ

 

上のような話を人に話すと、「相当お金がないんだろうな…」と思われることが良くあります(-_-;

 

直接は言われないけど分かるんですよね…雰囲気で。

多分そんな感じに思ってるんだろうなっていうのが。あまり気にしていませんが!

 

自分たちが豊かな気持ちで問題なく暮らせるならば、譲って貰ったものを利用して暮らすのも楽しいと思います。

そして使わなくなった時には、また綺麗にして欲しい人に譲る。

 

現代は消費社会で次から次に色々な物を捨てては新しいものを買うのが普通になってしまったけど、そうじゃない選択肢もあっても良いのではないかな?

 

お金も節約できるし、古いものには新しいものにはない味があるし、ちょっとしたところを自分で修理したり色を塗ったりして使うのは楽しいものですよ。

 

もし機会があったら是非皆さんも試してみて下さい♡

 

以上、譲って頂いた物を大事に使う暮らしは、実はとても豊かだと思うでした。

 

環境に優しい、繰り返し使えるラップを使って、使っているプラスチックの量を減らしてみませんか?


育てている多肉植物を人に譲ったら、思いがけないことが!譲ること+ちょっとの楽しみについて書いています。