私の旅した:子連れ海外旅行ガイド

娘と一緒に旅し経験した、子連れ海外旅行ガイド

実家の両親と少し距離を置くことにした理由

 

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以前に下のような記事をブログに書きました。

 

その後について、今日は少しだけブログに書いてみたいと思います。

 

 ※この記事は重い内容が含まれますし、私の表現によって気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんので、そのような方は読まないで頂ければと思います。

 

目次:

 

父のことについて

 

前回は父の体調が思わしくないこと、病院で検査を受けるように話しても、行くのを拒否するということを書きました。

 

その後父とは何回も話しましたが、結果的にはMRT検査をするのは嫌がり行っていません。

原因不明の眩暈があり、道を歩いている間に躓いて転んで怪我をすることも多いようです。

 

また友人に勧められた、病院に通ってリハビリをする件も「必要ない、自分でやるから良い!」と言われ、強く勧めたのですが通うことを拒否したままです。

 

運動も全くしていないし、お酒や煙草を吸う数も全く減らしていません。

 

友人とお酒を飲みに行って、外で倒れる

 

先月末のことです。母から夜中に電話がかかってきました。

多分こちらの時間で夜の12時くらいだったと思います。

 

父が友人とお酒を飲みに出かけ、帰り道に一人で歩いていたところ転び、意識不明になっていたところを通りがかりの方が救急車を呼んで下さり、病院に運ばれたということでした。

 

勿論話を聞いて心配はしましたが、私はあまり驚きませんでした。

 

実はここ5年のうち、同じことが5回もあったからです。

 

今回は近所じゃなく少し遠いところで倒れたようで、タクシーで父が運ばれた病院にかけつける時、母は土地勘がなく大変だったようでした。

 

幸い意識はすぐ戻ったようなのですが、何が起こったのかどうして救急車で運ばれたのか父は全く覚えていなかったと言う話でした。

 

父は心臓病もあり、血がさらさらになる薬を飲んでいるので、どこか倒れた時に打って内出血をしていたら困るので、そのまま入院することになり3日間入院しました。

 

心配よりも「しょうがない」と思う気持ちが強くなっていることについて

 

今まで父については、私も母も散々心配してきました。

 

出来る限り声掛けもしたし、少しでも良くなればと助けになりそうなものを色々購入して送ったりもしました。

 

頑張ってみる、今度はちゃんとするから」という言葉を何回も聞いたけど、また同じことが起こって、父が倒れて心配と思う気持ちよりも、母が言っていたように「もう言ってもしょうがない、なるようにしかならない」と強く思う自分がいます。

 

父が退院した後電話で話したのですが、「心配かけてごめんね」と軽く言われた以外は、特に反省している様子もありませんでした。

 

また「人はみんな死ぬんだから、好きなことが出来ないなら死んだ方がまし。色々言われるのは疲れたから、もうほっといて欲しい」とも言われました。

 

正直父の言葉を聞いて、今までにないくらいに心底がっかりしました。

 

家族が夜中に「あなたのお父さん(旦那さん)が倒れて意識不明になっている」と受ける電話で、どんな気持ちになるかを全く考えていないんだな…と思った時、「父とは少し距離を置いて考えてみよう」と思うようになりました。

 

自分の気持ちを手紙にしたためて、父に出してみました

 

悩んだし何回も書き直したけど、距離を置く前に父に自分の気持ちを書いた手紙を出しました。

 

その中には、「心配するな、大丈夫だから」って言うけど、自分はそう思えないし精神的に辛いので、私と母の言葉に耳を傾けず今後も同じような暮らしを続けるのなら、残念だけど距離を置こうと思っていることを伝えました。

 

きっと手紙を読んで父はショックを受けたでしょう。

 

年老いた父にはひどいことをしているかもしれません。

 

でも同じことを繰り返す父に、少しでも真剣に努力して欲しいという気持ちを込めて手紙を書きました。

 

母が、父が出掛ける時、また「倒れた」と電話がかかってくるんじゃないかと思って、待っている間動悸が起こる症状があることも書きました。

 

9月に日本に帰るつもりでいるので、それまでは連絡を絶つことを伝えました。

 

その後何回か電話がかかってきましたが、母の携帯から以外の電話はとっていません。何か言いたいことがある時は手紙を送ってくださいと言いました。

 

父に少しでも変わって欲しい、最後の望みを込めて

 

私はこのまま行くと、いつか父が出掛けた時に道に倒れ、そのまま帰らぬ人になってしまうんではないかと思っています。

 

今回だって倒れた時に頭を強く打っていたら、打ちどころが悪かったら、誰も通っていないような人通りの少ないところで倒れ、そのまま朝まで見つからなかったら…。

 

もしかしたら、そのまま亡くなってしまっていたかもしれません。

 

人を変えることは本当に難しいことですね。

 

人を変えようと思って努力するよりも、自分が変わった方が簡単だということをこの5年間で痛感したように感じます。

 

でも父は私にとってたった一人の父です。

 

癌などの病気で余命いくばくもないわけではありません。

 

努力によって、このような状況は避けることが出来るし、少しでも努力すれば必ず良い方に変化があると信じています。

 

だからやっぱり放っておくことは出来ないと思うんです。

 

「しょうがない」と思えば楽になるかもしれないけど、このまま何もせず亡くなってしまったら、一生後悔すると思うんです。

 

今回は厳しく荒療治的ではありますが、孫とも話せない、私も連絡を絶つといった形で、父が少しでも変わってくれるように最後の願いを込めて行動にでました。

 

正直どうなるかは分かりません。

でもやれることがあるなら、後で後悔するよりもやってみようと思って、こうなりました。

 

 日本に帰るまであと4か月。

父が少しでも変わって来たと、母から連絡を貰うのを期待し、しばらく父とは距離を置いてみようと思います。

 

良い方に変わってくれることを、本当に心から願います。