今日はオーストラリアに住んで「本当に国によって常識って違うもんだな」と思ったことを、ブログに残してみたいと思います。
愚痴が含まれていますので、苦手な人はスルーして下さい。
オーストラリアの小学校の学費、制服、宿題、お弁当など、色々な基本情報について詳しく紹介しています。
目次:
- 娘を別の学校に転校させようか迷っていた、その後
- 授業中に先生がチューインガムを食べるのはあり?それともなし?オーストラリアの場合
- オーストラリア生まれの20人に質問した結果
- 私達2人が、20人に話を聞いて出した結論
- まとめ
娘を別の学校に転校させようか迷っていた、その後
娘の小学校をかえようか迷っているという話を少し前に書きましたが、その数日後にまた娘の小学校で、とても衝撃的なことがありました。
オーストラリアの学校では、Year End(1年の終り)に担任の先生にプレゼントをあげることが多いです。
個人的にあげたい人が、感謝の気持ちを込めて、それぞれが選んだささやかなギフトをあげるのが一般的。
娘も担任の先生2人と第2言語の先生に、クリスマスカードとチョコレートをプレゼントすることにしました。
一生懸命クリスマスカードを書いている娘。
先生の絵の横に沢山のキャンディーが書いてあったので「G先生はキャンディーが好きなの?」と何気なく聞くと、「違うよ!G先生はいつも授業中にチューインガムを食べてるから書いたの」と返事が!
え…授業中に先生がチューインガム!?
聞き間違いかな?と思って、もう一度聞くと、「毎日じゃないけど20回くらいは食べてたよ!」と、無邪気な答えが(・_・;)
授業中に先生がチューインガムを食べるのはあり?それともなし?オーストラリアの場合
衝撃的すぎて、すぐに旦那さんに電話してしまいましたよ!
日本では小学校の先生がチューインガムを食べながら授業をするなんて、絶対ありえないですよね?
案の定、マレーシアで規則の厳しい中華系の学校に通っていた旦那さんも、これにはショックを受けたようです。
旦那さんは「すぐにでも校長先生にいう!ヽ(`Д´)ノプンプン」となったのですが、ここはオーストラリア。
ふとオーストラリアで生まれ育っていない私達の普通(常識)と、この国の人の普通は違うんではないか?
もしかして大袈裟に反応しているんではないか?という疑問が。
すぐにでも学校に文句を言いに行きそうな彼を説得して、それぞれオーストラリア生まれの人10人に、このチューインガム問題についてどう思うか聞いてみて、それからどうするか決めることにしました。
オーストラリア生まれの20人に質問した結果
実際良く、オーストラリアで起こることで「それはどうなのよ!ヽ(`Д´)ノプンプン」となることが多い私達。
でも、それをオーストラリアで産まれ育った人にそれを話すと「R、それはちょっとOverreactingだと思うよ」と笑われてしまうことがあります(・_・;)
彼は会社の同僚やフットサルのチームメイト、仕事の取り引き先の人、通っている歯医者さんなど、10人に聞いてみました。
私は娘のクラスのお母さん、通っている図書館とパン屋さんのスタッフ、英語の先生、ファミリードクターの先生などランダムに、同じような人に偏らないように10人選択。
質問は「小学校の担任先生が、授業中にチューインガムを食べるのは普通なのかどうか。校長先生に話しに行こうと思ってるけど、どう思うか(大袈裟?)」にしました。
面白かったのは結果。
20人中(旦那さん、私と各10人に聞いた)12人からは、はっきりした答えが得られなかったこと。
多かったのは「それは犯罪ではないよね、でも良いことでもないよね。」「来年先生が変わるんだから、あと2週間の辛抱だよ!」「良いことだとは思わないけど、授業さえちゃんとしてたら、別に良いかな?」っていうもの。
つまり「良いこととは思わないけど、物凄く悪いことをしているかというと、そうとも思わない」という、どっちつかずな答え。
単純にYESかNOの答えが欲しだけなのに!
そういう気休めの言葉が欲しいわけではないのに!ヽ(`Д´)ノ
移民の人に英語を教える学校の先生は「それは先生本人に話を聞いた方が良いと思う。同じ先生としてはありえないと思う」という意見も3人程いました。
私達2人が、20人に話を聞いて出した結論
強烈にがっかりしたのは、娘の仲良しの友達のお父さんが政治家で、我家でPlaydateをした時、彼がお迎えに来たのでこの話をしたら「そういう先生もいるけど、大した問題ではない」と遠まわしに言われたこと。
彼みたいに声高に「学校の教育が大事」とキャンペーンで言っていて、将来国のトップに立つ人もそういう風にいうのなら(たぶん深く考えて言ったのではないと思うけど…)オーストラリアではこの問題は大したことではないんだろう!
そんな結論にいたりました。
結局皆の言うように、今年が終って先生がかわるのを待ち、チューインガム事件は忘れることにしました(もやもやは消えないけど)
普通の人の多くがこういう認識なら、問題が解決される可能性は少ないし、自分たちの時間の無駄だと思ったから。
今回のことから学んだのは、国が違えば常識(普通なこと)も違うと言うことでした。
まとめ
オーストラリアは自分の意見が少数派だとしても、発言する自由が寛大に認められている国なので、本当にこれは間違っている!と思うことは言ってみる価値があると思います。
そうしないと問題が解決しないことも本当に多いので。
日本のように、黙っていても分かってくれるだろう的なことは、この国では全く通用しません!
学校の全ての先生がこうではないのは知っているけど、がっかりする気持ちは変わることはないんだろうな…。
聞かないことにはしたけど、校長先生にこの問題についてどう思うか聞いてみたいきもしないではない今日この頃です。
以上、【オーストラリアの小学校】自分の育った国の常識が全てではない、国によって常識は違うと痛感した出来事でした。