今日はオーストラリアで働く旦那さんの会社であった、リストラ(人員整理)について書いてみようと思います。
あくまでも旦那さんの会社であったことなので、オーストラリアの他の会社のリストラの全てがこんな風に起こるととは思いませんが、「オーストラリアのリストラってこんな感じなんだね」と暇つぶしにでも読んで頂けると嬉しいです。
2018年も人員整理が行われた旦那さんの会社。その時のことについてはこちら!
【オーストラリアのリストラ】それは突然やってくる…オーストラリアの会社のリストラはこんな感じだった!
目次:
- そもそもリストラっていう言葉はどこから来たの?
- 旦那さんの会社で起こった、突然の大量人員整理
- リストラされる人を選ぶ基準は日本とは少し違う?
- 大企業のリストラの場合、リストラ専用の会社を使うことも
- 今回は免れたけど、明日は我が身
- まとめ
そもそもリストラっていう言葉はどこから来たの?
リストラとは英語の「 Restructuring 」の略語で、本来の意味は「再構築」である。
そもそも、事業規模や従業員数の増減を問わず、単に「組織の再構築」が行われることに対して使われる言葉であるが、実際の「リストラ」は、現状の事業規模や従業員数を維持、もしくは増強した上での組織(企業)再構築ではなく、組織再構築のために不採算事業や部署の縮小(ダウンサイジング)を行い、またそれに伴う従業員解雇(特に整理解雇)が行われる事が多かった。
このため、日本を含め多くの国家では、組織再構築の実施による不採算事業の撤退や、部署の縮小に伴う「従業員削減」のみを意味することになり、本来の意味から大きくかけ離れてしまい、単に『解雇(アメリカ英語: Fire)』と解釈されている。アメリカ合衆国では「reduction in the work force」(就業規模縮小)と表現されることがある。
Wikipediより引用
改めてリストラと言う言葉について調べてみたけど、本来英語のRestructuringという言葉から来ていたんですね。知らなかった(-_-;
オーストラリアではどちらかと言うと、Redundancyという言葉を日本のリストラと同じような意味合いで使う気がします。
たぶんLay offでも同じ意味合いになると思うのですが、旦那さんの働いている会社では、Redundancyと言う言葉を皆さん会話中に使っていました。
旦那さんの会社で起こった、突然の大量人員整理
先週突然、旦那さんが働いている会社でリストラ(人員整理)が行われました。
解雇された人数は34人。
旦那さんが働いている会社は、オーストラリアでの従業員数が250名以上なので、小規模なリストラと言えるのかもしれませんが、ひとつのチームが丸まる消える形で、そのチームにいた全員が解雇されることに…。
しかも解雇の通告は、解雇される2日前に会社の内部の人ではなく、リストラ専門の外部の人から呼び出しを受け、突然知らされると言う残酷なものだったようです。
ただオーストラリアでも、会社が社員を解雇する場合には1ヶ月前の通知が義務付けられています。
なので「あなたが出来る仕事はもうありません。手続きを2日以内にして、それからは会社に来なくて良いです」と突然解雇されても、その月の1か月分のお給料はきちんと支払われたようです。
またそれとは別に、勤続年数に対して会社の規定に基づき、決まった金額が対象になった社員には払われると言うことだけど、オーストラリアで初めて目の当たりにするリストラに、少なからず旦那さんはショックを受けたようでした。
リストラされる人を選ぶ基準は日本とは少し違う?
日本だと、どの人がリストラ対象になるかは仕事ぶりや成績などを考慮して選ぶと思うのですが、旦那さんの会社では長い間この会社で働いている有能なマネージャー、毎年売り上げTOP10に入っているような優秀な営業マンなども、このチームに所属していると言う理由だけで解雇になったようです。
会社のトップが、これ以上このプロダクトを売り続けても利益が出ないと思ったようで、優秀な人たちを他のチームや部門に異動させることもせず、そのままチームごとなくしてしまったのではないか?と旦那さんは言っていました。
大企業のリストラの場合、リストラ専用の会社を使うことも
皆さんはUp in the airって言う、ジョージ・クルーニーが出ている映画をみたことありますか?日本語のタイトルは『マイレージ、マイライフ』なんですね!
このタイトルはひどすぎる…(-_-;凄くいい映画なのに!
ジョージ・クルーニーの演じる主人公は、リストラを専門にする会社の社員。アメリカ全土の会社を飛び回っては、依頼された会社にかわって、社員にリストラを伝えると言う仕事をしています。
初めてこの映画を観た時は「へーこんな仕事が存在するんだ!」と思ったものですが、今回彼の会社にやってきたのが、まさしくこれ!リストラを専門に扱う外部の人でした。
対象の社員はこのリストラ会社の人に突然会議室に呼ばれ、リストラ後に貰えるものの説明を受け、何のチャンスも与えられずに(外部の人だから、話し合ったりも出来い)解雇になったよう。
また会社が社員全体に人員整理が行われたことを伝えるまで、他の社員に連絡することは一切禁止。違反した場合はペナルティーありなど、厳しい決まりを守ることを強要されたようです。
今回は免れたけど、明日は我が身
解雇になった人の中には、旦那さんのマレーシア時代からの同僚もいて、彼は最近子供が生まれたばっかりで家も買ったばかりなのに…。凄くショックを受けていたようです。
旦那さんは今年は大丈夫だったけど、明日はわが身。そう思うと複雑な気持ちになったようでした。
辞めさせられた社員に、何か悪いことがあったわけじゃない。たまたま運が悪く、このチームに所属されただけ。Don't take it personally. You just need to move on!
皆そういう風に慰めていたけど、突然こんなかたちで辞めさせられたら、絶対納得いかないだろうな…。
割と大きな会社に勤めていて、「大企業は安定していて安心!」そう思ってきたけど、そんな思い込みが根底から覆されるような出来事でした。
まとめ
勿論オーストラリアの会社の全てが、こんな感じでリストラをするわけじゃなく(実際彼が前に7年勤めていた会社ではリストラは1度もなかった)今日はあくまでも、旦那さんの会社で起こったリストラについて書いてみました。
全てが楽しいことばかりではない!オーストラリアでの生活を振り返った正直な感想を書いてみたので、宜しければこちらもどうぞ↓
以上、【オーストラリアのリストラ】それは突然やってくる…オーストラリアの会社のリストラはこんな感じだった!でした。来年がちょっと心配…。