私の旅した:子連れ海外旅行ガイド

娘と一緒に旅し経験した、子連れ海外旅行ガイド♪

パラダイスではなかった!オーストラリア移住10年目で分かったこと

  

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今日は子連れとも旅行とも全く関係ない内容です。

 

来月でオーストラリアに移り住んできて丸10年になるので、その記念にオーストラリアに10年を振り返り、住んでみて良かった悪かった点などを、ブログに残してみることにします。

 

あくまでも自分が体験したことをもとにした個人的な感想ですが、これからオーストラリアに移住を考えている方には、何かしら参考になると思うので、お時間がありましたら読んでみて下さい。

 

目次:

 

 

オーストラリアに移住したきっかけ

 私と旦那さんがオーストラリアに移住したのは、27歳の時。それまで2年間、旦那さんの国であるマレーシアで何不自由なく暮らしていました。

 

ところが、ある日突然彼が「学生時代せっかく高いお金を払って永住権をとったし、一度オーストラリアで仕事がしてみたい!」と言い出したのです。

 

私と義理の両親は驚き、そして勿論反対しました。でも彼の決心は固く、半年後に迫る永住権のビザが切れる前に引越すことを決定。

 

最終的には義理の両親も折れ、私もまだ若かったこともあって「まぁ失敗したら戻ってくれば良いんだし」と2007年の9月、トランク2つを持ってメルボルンにやってきました。

 

最初から順調になんて行かない!苦労ばかりの移住1年目

 1年目は本当に苦労しました。

旦那さんが、ちゃんとしたフルタイムの希望職についたのは、メルボルンに来て8ヵ月後。それまでは2人で色々なアルバイトをして、毎日の生活費を捻出するので精一杯。

来る時に持ってきた貯金がなくなりそうになり、とりあえず頑張るしかなかった毎日。

 

最初の1ヶ月目でもう気が付いたことだけど、オーストラリアは本当に物価が高い

 

貯金の150万円はマレーシアのお金にするとそれなりの額だけど、オーストラリアでは車(中古の10年もの)を買って、家のデポジットを払い、家賃と生活費を払ったらすぐになくなってしまった。

 

外食も、オージーが好むようなカフェご飯は軽く$20以上。(飲み物もオーダーした場合)

その時期は外食なんてほとんどする余裕もなく、毎日お弁当を作ってはもたせ、服も持参してきたもの以外1枚も買いませんでした。

 

楽しいことより、しんどいことの方が多かった。

でも苦労してこの1年を乗り切れたからこそ、精神的にも強くなれたし、現在の生活があるんだと思います。

  

特殊なスキルがない限り、やっぱり不利な移民の就職

 旦那さんは大学時代をずっとオーストラリアで過し、永住権をとりました。

マレーシアの職場も完全に英語環境だったので、英語は問題ないはず。それでも希望の職につくまでにとても苦労しました。

 

マレーシアで5年ほど働いていて経験も十分(同じ業種)だと思ったのに、面接に行くと、経験が全くないのに受かって行く現地の人(主に白人の人)たち。

 就職では人種差別は許されていないとは言え、それはあくまでも建前で、やっぱり白人の人の方が有利なんだと思い知りました。

 

特にオーストラリア生まれならまだしも、英語がネイティブではない(アクセントがある)と、意思の疎通が問題なくても不利だと思います。

今考えると当たり前のことなんですが、その頃は私達も随分無知だったな・・・と今振り返ると思いますね。

 

実際彼が最初に就職した会社は、100人以上いる社員のうち、事務以外でセールスをしているアジア人社員は彼ひとりだけ

 それも旦那さんは、運が良かったからなのかもしれません。

 

会社に勤めて7年目のアワードセレモニー(長期働いた人が表彰される場)で、ダイレクターが「面接の時、彼の必死さがひしひし伝わってきて、思わず雇ってしまったよ!」と冗談を含めて、送る言葉でそう言っていたそう。

 

最初は苦労すると思うけど、1回ちゃんとしたところに就職し実績を積めば、2回目からの転職では現地の人と同じとは言わないまでも、確実に1回目よりは職探しが楽だと思います。

他の国での実績よりも、やっぱりオーストラリア国内での仕事の経験が大事のよう(職種によっては、そうじゃないものもあるかもしれないけど)

最初に職を見つけるのは大変だけど、諦めずに頑張ること。それにつきますね。

 

またオーストラリアでは終身雇用なんて言うものはほとんどないので、転職をしてお給料が上がっていく(条件の良い会社があって、チャンスがあればどんどん転職)スタイルが主だと思います。

 

また首を切られる時は、日本よりずっと簡単に切られてしまうので、大規模なリストラが起こりそうと噂を聞いたら、あらかじめ職探しを始めておくと、いざという時に焦らなくて良いかも・・・。

 

それと言葉は少し不自由でも、凄く特殊な技術や能力を持っている人は、どこの国に行っても就職はみつけやすいと思います。

 

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オーストラリアの賃貸事情

 私は家をオーストラリアで買った経験がありません。なのでここでは賃貸事情についてだけ書いておきます。

また家賃や家の探しやすさなどは、住む場所やエリアによっても全然違うので、注意が必要です。

 

さて、私はオーストラリアの第二の都市、メルボルンに住んでいます。

シティーから近い、郊外の1BRのアパート(日本で言うマンション)ですが、家賃は月に$1600ほど(感覚としては月に16万っていう感じです)

 

特に広いわけでも、住んでいる人が使えるプールやジムがついているわけでもない、ごく普通のアパート、それでも$1600。子供がいるなら2BRを借りると思うので、そうすると$2000以上はゆうにかかります

 

オーストラリアで家を借りる際、一番の問題は賃貸をしている借主の立場がとても弱いこと。これは・・・日本から移住してきたら確実に衝撃を受けると思います

 

まずオーストラリアで賃貸を借りる場合、圧倒的にオーナーの立場が強いです

オーナーが家やアパートを売りたい時は、借主が住んでいても、いつでも売りだしに出すことが出来ます(ただし契約期間中はオーナーが家を売って、違うオーナーになっても住むことが出来ます。家賃もあげることが出来ません)

 

例えば、賃貸契約があと6ヶ月残っているとします

ある日突然オーナーが雇った不動産屋から、「オーナーが家を売ることにしました。これからのことを相談する必要があるので」と連絡が来ます。

 

 ※オーナーから直接借りるのはまれで、家を借りる場合は不動産屋を通すのが一般的です。

 

 そして色々説明を受け、大体の場合、毎週土曜日(平日の場合もあるけど、土曜日が多いです)インスペクションと言うものが開かれます。

インスペクションは、借りている側は家を開放して、買いたい人が家を見に来ます。これも借主には断わる権利はありません!

 

 

私の場合、このアパートを売るためのインスペクションが、6ヶ月続いたことがありました!

不動産屋は鍵を持っていないので、指定された時間(毎週違う)に家にいなければいけなく、毎週土曜日は予定が入れられなかった・・・。

 

それが嫌な場合は不動産屋が合い鍵を作って、決まった時間にやって来てインスペクションをします。これ日本人なら絶対抵抗ありますよね・・・。

私も嫌で、結局毎週指定時間に、部屋を自分であけていました。

 

 また借りている家に問題があった時、連絡してすぐ直してくれるなんてことは、本当にまれ

 

日本人は、言われたことを信じて待ってしまう事が多いと思います。それは日本のサービスが、約束は守ることを基本にしているから。

 でもそんなことはオーストラリアでは通用しません!

 

私達も10年の家、過去4回ほど引越しをしていますが、そのほとんどが家自体に問題があったから

天井から水漏れしているのが半年以上治らなく、結果裁判をすることになったり(ダメージを受けた家具やその間の家賃を争うため)と散々・・・。

 

なのでもし家に何か問題があり、1週間待って再度連絡し、それでも直してくれない場合はコンシューマーアフェアと言う機関を通して、正式に修理の申請をしましょう

 

ここを通して正式に申請すると、オーナーは決まった期間内に修理をする義務が生まれます。それでも修理しない場合は、払った家賃が一時的にオーナーには渡されないような対処がされるので、きっと直しれくれるはず。

 

ただここで注意しなきゃいけないのは、シドニーなどの家が不足していて、条件の良いエリアの賃貸の場合「そんなこと言うなら出て行って!かわりの人は沢山いるんだから!」となる場合もあること・・・。信じられないですが、本当にある話です。

 

私達も、この突然オーナーが家を売りだす!ということがすでに4回も起こり、今真剣に家を買うことを考えています。

 

良く私の父くらいの年代の人に「昔は1000万円くらいで、広いプール付きの家がオーストラリアで買えたよね!」って言われるけど、そんなの本当に昔の話で、現在オーストラリアの家は、現在本当に本当に高いです。

 

私達の現在住んでいるエリアでは、一般的な家の値段が7000万円を軽くこえています

 

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オーストラリアはパラダイスではない

 

オーストラリアは決して、パラダイスではありません

 物価は高く家は信じられないくらい高いし、賃貸したら立場が物凄く弱い。

何か壊れて修理を頼んだら「9時~5時までの間にくるよ~」って・・・(来る時間の範囲が長すぎでしょ・・・しかもやっぱ来れないとか良くある!)

 

日本人のように以心伝心じゃないけど、言わなくても分かってよ!みたいなのは、通用しない。思ったことはハッキリ言わないと思うようにいかないことが、本当に多いです。

 

この10年で分かったのは、大事なのは豪にいれば、豪に従え!と言うこと。

 

 日本はもっと便利だった、日本ならこんなことないのに・・・そう思うのは普通だけど、いつまでもこう言う風に考えていたら、自分がしんどいだけ。

ある程度のところで、オーストラリアのやり方に適応すると、それからは一気に気持ちが楽になると思います。私も実際そうでした。

 

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オーストラリアに住んで、良かったと思うこと

 何だかネガティブな面ばかり書いてしまいましたが、10年住んでいるのは、それでもオーストラリアに住んでいたいと思う理由があるからです。

 

まず職種にもよるかもしれませんが、仕事がほぼ定時に終わること

マレーシアで働いていた時は仕事内容は全く同じなのに、土日の休日出勤もあるし定時に帰ってこないことがほとんど。

 

オーストラリアでは、10年間定時に家に帰って来なかったのは5回くらい。

私の旦那さんの仕事は時間的に凄く融通の効く仕事なので、毎日娘を学校に送って行ってくれて、帰ってくるのも4時台と、娘との時間もたっぷり。

 

また有給をとることが、しっかり権利として認められているので、休みがきちっと(しかも長く)とれます。

 

生活面では、全体的にのんびりと暮らせること。オーストラリアでの暮らしは、私の住んでいた東京よりも時間がゆったり流れて感じます。

 

サービスやその他のことが全体的にいい加減なこともあるけど、それは逆に言えば、自分が求められることも少ないと言うこと。

時間に少しくらい遅れても気にする人は少ないし、他のことも多少いい加減でも許されてしまいます。

 

オーストラリアは、個人の考えを尊重する考え方が基本なので、自分は自分、人は人。

例えばどんな服を着ていても、どんな考えを持っていても、あまり否定されたりジャッジされたりすることが少なく、自分らしく周りの目を気にせず過せる気がします。

 

娘の学校に関しては、勉強熱心な感じはしないけど・・・(笑)

 

子供達がのびのび楽しそうに通っていること。受験がないので塾に通いつめたりせず、本当に興味をもったことを学べる機会が多い気がすること(個人的な感想です)など、他にも沢山あります!

 

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 結局私達家族にとっては、プラスマイナス、プラスだったのでしょうね。

この10年で本当に色々なことを学び、精神的にも強くなったと思います。これからどうなるのかは分かりませんが、もうしばらくは住み続ける予定です。