昨日(5月18日)はオーストラリア総選挙の日でした。
私達は朝から夕方16時頃まで出かけていたのですが、家に帰って選挙番組速報を見ると6年ぶりに政権をとるのではと言われていた労働党と自由党はかなり接戦。
ただその後、自由党が一気に議席を伸ばし、20時頃にはほぼ自由党(与党保守連合)の勝利が確実になりました。
この選挙は事前の世論調査では労働党が有利で政権交代になるだろうと見られていたのに、ふたを開けてみたら保守党が勝利。
この予想外の結果に、今日の新聞のタイトルは「ScoMo's(現首相で自由党のScott Morrisonのニックネーム) Miracle」となっていて、政権を握った自由党の議員たちも驚いているのかもしれません。
あんなに勝つだろうと言われていた労働党が負けたのは、何が原因だったんだろう?
ネガティブギアリング制度に対する変更や、増税が避けられないであろう労働党の政策が国民の不安を煽ったと言われているけど、それが原因だったのか…。
私と旦那さんは、どちらかと言うと労働党を応援していました(市民ではないので、選挙権はなし)
今のオーストラリアの状態が良いとは思えなかったし、ここ数年、オーストラリアは干ばつや山火事、深刻な被害を出した洪水など自然災害に見舞われ続けていて、環境問題への対策は国をあげて一番にしなければいけないはずなのに、その事実をずっと無視し続けて来た与党保守連合に将来への希望を見いだせなかったから。
税金が高くなることは避けがたくても、長期的に見ると環境問題への対策に力を入れている労働党に勝って欲しかった。
労働党の党首、Bill Shortenの敗北スピーチをTVで見ました。
難しい状態の中だけど力強く、素敵なスピーチでした。
彼は労働党の党首として2回選挙に参加し、オーストラリアの次期首相になるチャンスがあったのに、今回も敗れて彼の首相への夢は閉ざされ、党首も降りることになりました。
敗北スピーチの間、横に寄り添ってBillをじっと見つめる奥さんの視線が愛に満ちていて、色々言われることが多い立場だけど、きっとずっと奥さんが陰で支えて来たんだろうな。
まとめ
オーストラリアの人が選んだ結果なので、住まわせて貰っている立場の私達はそれに従うしかないけど、娘の将来のことを考えると、やっぱり今回の選挙の結果にはがっかりしてしまいました。
今後、オーストラリアはどんな方向へ向かうのか…。
どの政党が政権を握っても、良い方向に向かってくれることを願って過ごした総選挙の週末でした。