今日は両親の老後について、最近不安が募る日々を送っていることについて書いてみたいと思います。
※重い話題ですし、私の表現によって気分を害われる方もいるかと思います。
そういう方は出来れば読まないでいただければと思います。
目次:
- 私の父について
- 突然、足腰が立たないように
- 1週間の寝たきりのあと、頻繁に転ぶように
- 病院に行くのを嫌がる父、困り果てる母
- 両親が歳をとって初めて感じる、実家の不便さ
- 父を少しでもやる気にさせるにはどうしたら良いのか…途方に暮れる日々
- まとめ
私の父について
以前も海外に住んでいて他に兄弟がいないため、しばしば両親の老後について漠然と不安になるという記事を書きました。
この時は不安になりつつも、心の中ではまだ先の問題としてとらえていましたが、早くも現実のものになって来ています。
上の記事にも書いたのですが、心配なのは実家の父の方。
仕事を退職してからすっかり全てに興味を失ってしまったかのように、1日のほとんどをソファーに座り、TVをみているだけの毎日を送っています。
母も私も機会があるたびに少しでも運動するように言ったけど、断固として拒否。
そして目に見えて筋力は落ちていくばかり…。
半年前に会った時も足腰がさらに弱くなったようで、歩いている姿はまるで80代のおじいちゃんのようでした。
父はまだ69歳なのに…。
突然、足腰が立たないように
2週間前のことです。
父が風邪を引いて熱が38度くらいになり、ベットから起き上がることが出来なくなってしまいました。
トイレに行こうと本人は頑張って立ち上がろうとするのですが、どうしても身体に力が入らず、立ち上がれなかったようです。
しょうがないので母が身長180cm、体重も70kg以上ある父を支えてトイレに行くことに。
でも母は小柄なため(150cm)父を起き上がらせるには勢いをつけて引っ張る必要があり、そうしたのですが、父は「そんなに乱暴に引っ張るな!」と助けてもらっているにも関わらず怒鳴り散らしたようです。
1週間の寝たきりのあと、頻繁に転ぶように
それから3日間こんな状態が続いたようですが、熱も下がり、父も何とか歩けるようになりました。
ただ1週間ずっと寝たきりで筋力がさらに衰えたのか、その後、少しの段差などでも頻繁に転ぶようになってしまいました。
父は「頭の体操になるから」と近所で行われているマージャンの会に参加しています。
ある日、家からマージャンの会が行われている場所の間で躓き転んで、血を流しながら家に帰ってきました。
見た目はただのかすり傷だけど、心臓病で血をさらさらにする薬を飲んでいる父は出血すると血がすぐ止まらないので、見えないところで内出血している可能性もあり、嫌がる父を無理やりつれて母が病院へ。
何とか病院まで行ったのですが、その後急に体調が悪くなり、診察後少し落ち着くまで病院で待たせてもらい、ふらついて歩けないのでタクシーで帰宅したようです。
病院に行くのを嫌がる父、困り果てる母
こんなに頻繁に転ぶのは理由があるはずと、病院で一度きちんと検査を受けようと話すのですが、頑として「行かない!」と言う父。
受けることを強く勧められているCTを撮るのも拒否、MRIも嫌だと言い張ります。
そして何回も言うと機嫌が悪くなり、母を大声で怒鳴ったりするように…。
私も電話でどうしてそんな風にふるまうのか、母に感謝してきちんと病院に行くように言うのですが全く聞く耳持たず…。
誤解がないように書いておくと、私が覚えている限り、父は母に大声で怒鳴り散らしたり、娘の私や母に手をあげたりする人ではありませんでした。
どちらかと言えば陽気で明るく、物事を深く考えないタイプだったのに…。
一体どうしてしまったんだろう?と父の変化に私と母は戸惑うばかり。
両親が歳をとって初めて感じる、実家の不便さ
私の両親の家は静かな住宅地にあります。
私も結婚するまで住んでいましたが、駅までは徒歩12分。
歩くと少し遠いけど、自転車に乗って移動していたので大して不便だと思うことはありませんでした。
でも父がこうなってしまった今、病院まで行くのに駅まで12分歩き、そこから電車で移動しなければいけないのは本当に不便だと感じています。
内科は徒歩圏内にあるけど、父のように大きな病院でみてもらわなければならない場合は近くにないので、歩き+電車移動+また歩きというように移動がとても大変。
身近に運転できる家族がいて病院の前まで送ってあげることが出来たら、母の負担も相当楽になるんだろうな…と思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
父を少しでもやる気にさせるにはどうしたら良いのか…途方に暮れる日々
この6年間「少しでも運動するように」と何度も話しました。
娘を使って「じいじ、私も心配だから頑張って。長生きして、私がもっと大きくなるまで元気でいて」と言わせても全く効果がなかった。
周りが何だかんだ言っても、結局は父自身が自分でやる気にならないことには何も変わらないんですよね。
また最近は、父が心配という気持ちよりも「努力すれば母の負担が減るのに、歩けなくなったら一番困るのは自分なのに」という怒りにも似た感情が先行し、父と話すことも嫌になることがあります。
母はもっと強くこう思っていることでしょう。
そして近くに誰も頼りになる人もおらず助けてくれる人もいないことを、寂しく不安に思っていることだと思います。
遠くオーストラリアに住む自分が出来ることは何なのか、どうしたら良いのか分からず、途方に暮れることが多いです。
まとめ
まずは何とか父を説得し、検査だけでもきちんと受けさせるのが目標。
あとは、昔からの友人が病院で働いているので話を聞いたら、
「通常は入院している人用のプログラムだけど、リハビリに通わせてみたらどうかな?足腰が強くなれば転ぶことも少なくなるし、本人も歩きやすくなるのを日々感じることが出来るから励みになるし良いと思うよ」
と勧められたので、少し落ち着いたら話してみようと思っています。
優しく話して、何とか通ってくれるように努力してみようと思います。
以上、両親の老後について不安が募る日々でした。