私の旅した:子連れ海外旅行ガイド

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【ひとりっ子は本当にかわいそうなの?】一人っ子育児と、私が二人目を持たない理由

 

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今日は世間で一般的に一人っ子の子供は可哀そうと良く言われることついて、一人娘を育てており、二人目を持たないことに決めた経過や理由、一人っ子は可哀そうと言われることに対する思いを書いてみたいと思います。

 

※少し重い話だし愚痴も含まれていますので、苦手な方は出来ればスルーして下さい。

 

目次:

 

プレッシャーに悩み続けた、子供を持つことに決めるまで

 

私達はお互い26歳の時に結婚。

子供に関しては自身の家庭環境の関係で、今はまだ子供をもつ自信がなく、あまり子供が欲しいという気持ちがないことも結婚前に伝えており、「それでも構わない」と言ってもらっていました。

 

でも結婚して4年経っても子供の「こ」の字もない私達に、両方の両親から「子供、子供、子供……」と長い間言われ続けました。

 

実家の母からは「子供を産まないなら結婚した意味はない!妻として失格!」(今でいう毒親ですね・汗)とまで言われ、少しノイローゼ気味に。

この状況から逃れるには子供を持つ他ない。これ以上耐えられそうもない」と、子供を持つことを決心しました。

 

そして結婚5年目にして娘を出産。「これで役目は果たした!子供について言われることはもうないはず」と当時は、そう思っていました。

 

娘が産まれてから、子供はやっぱり宝物

 

あんなに子供を持つことを恐れて拒否していたけど、生まれてきた娘はやはり可愛く、かけがえのない宝物です。

 

今まで知らなかった幸せを与えてくれる娘を愛おしく、とても大事に思っています。辛かったけど「子供を産め!」とプレッシャーをかけてきた両方の両親に今では感謝しているほど。

 

娘が大きくなり色々なことを理解できる年齢になったので、当初自分が子供を産むまでに悩んだこと。悩んだけど娘が来てくれて嬉しかったこと。

 

残念だけどもう一人子供を育てる自信はなく、兄弟を作ってあげることは出来そうもないこと。でも娘が「一人っ子でも良かった!」と思えるように、全力で頑張ることを、彼女にはいつも話しています。

 

私が2人目を持たないことにした理由

 

二人目を産まないことに決めた理由は色々あるけど、一番大きな理由は子供2人を育てる自信がなかったから。

 

娘を産み、彼女を8年間育てているけど、いまだに自分が母親として十分なのか自信がありません。

 

パニック障害があり、日常生活に多少なりとも影響を与えていること。

両親ともに自分の国には住んでおらず、頻繁に海外(実家)を訪れる中で、小さい子供2人連れて飛行機に乗ることが、パニック障害持ちの私は不安でしょうがないことも大きな理由です。

 

両親は私のパニック障害に対し、「気持ちの問題」と思われており、それが理由で子供を育てるのが難しいと言う理由を受け入れられずにいるようです。

 

でも身近で発作が起きた時の様子をみている旦那さんは、子供ふたりを育てることで症状が悪くなる可能性があるなら、無理をする必要はない。

子供は娘だけでも十分と思ってくれていることも大きいです。

 

一人しか子供を持たないことを理解してもらうのは難しい…義理の母の思いがけない言葉に落ち込むことも

 

私の旦那さんはマレーシア人で、私達は現在オーストラリアに住んでいます。

 

毎週マレーシアの実家にスカイプか電話をしている旦那さん。

少し前になるのですが、マレーシア人の友人(義理の両親も良く知っている、旦那さんの幼馴染)が子供2人を連れて遊びに来たことを話したようです。

彼女は旦那さんと同じ40歳。去年2人目の子供を出産しました。

 

それを聞いた義理のお母さんは、「あなたのところはいつ2人目を生むつもりなの?40近いんだから早くしないと!大して仕事もしてないんだし(私のこと)時間はいっぱいあるんだから、子供は2人産んでも問題ないでしょ。M(娘)が一人っ子で可哀そうだと思わないの?」と言われました。

 

言われました…というのは語弊があるかな。

実際には、彼と義理のお母さんの会話が横にいる私には丸聞こえだったと言う感じです(義理のお母さんの中国語は分かるので)それでもやっぱりショックでした。

 

義理のお母さんは優しく、裏表のない良い人です(裏表がないから、時に少しきつく感じることもあります)

中国語もマレーシアの文化も何も分からないままマレーシアにやってきた私を温かく迎えてくれ、時には優しく時には厳しく、自分の娘のように家族として受け入れてくれました。

 

私が娘を産んで、慣れない育児と帝王切開の経過が悪くて苦しんでいた時、マレーシアからオーストラリアに3か月も手伝いに来てくれました。

それでも体調が回復せず、産後鬱になった私をマレーシアの実家に連れて帰ってくれて、6か月も付きっきりで面倒みてくれました。

 

そんな義理のお母さんの言葉だから、ショックが大きかった…。

今までも二人目を望む発言は遠回しにしていたけど、娘が産まれて8年。私も来年40歳になるので、てっきり諦めてくれたものだと思っていたのに…。

 

一人っ子が可哀そうという観念は、日本だけじゃなくて他の国でも同じなんだな…と思い知らされました。

 

旦那さんのサポートに救われる

 

義理のお母さんの電話を聞いて、激しく落ち込んでいた私をみて、旦那さんが話を聞いてくれました。

 

義理のお母さんの言葉がショックだったこと、今のままの自分では不十分だと言われたようで傷ついたこと。それでもやっぱり自分には子供を2人持つ自信がないことを話し合いました。

 

それから「この先も同じ会話が繰り返されて、悲しい思いをしないように」と、義理のお母さんに電話をしてくれ、「子供の話だけど、僕たちは今のままでも幸せだし、2人できちんと話し合って、子供は1人でも十分だという結論に至ったから、お母さんの希望には添えないけど、娘を孫として可愛がって欲しい。もうこの話はお互いのためにしないようにしよう」と伝えてくれました。

 

この時は彼の言葉しか聞けなかったけど、私にはそれで十分。

 

義理のお母さんの返事がどうであったとしても、こんなに彼のサポートを得られているんだから、これ以上ごちゃごちゃ言うのはやめよう。

義理の母の言葉は忘れて、娘のことを大事に育てることに専念しよう。そう思えました。そしてそれ以降、義理の母もこの話に触れることはなくなりました。

 

一人っ子は可哀そう?私はそうは思わない

 

本当に一人っ子は可哀そうなんでしょうか。

結論から言うと、私はそうは思いません。特にこうだから!という理由はないけど、ただ「一人っ子が可哀そう」と思ったことが今までありません。

 

私には兄弟がいたので、確かに子供の頃は遊び相手がいて楽しかったけど、もし自分が生まれた時から一人っ子だったら、時々「兄弟がいる子が羨ましい」と思いはしたと思うけど、それはそれで受け入れられるのではないかと思います。

 

また兄弟がいることによる良い点もあるし、一人っ子だからこその良い点もあると思います。

 

子供を何人持つかは、自分の意志で決めても良いと思う

 

旦那さんはマレーシアでは珍しい一人っ子です

 

義理のお母さんは生まれた時から心臓に欠陥があり、彼を産んだ時に「体に負担がかかるから、これ以上子供は持たない方が良い」と担当医に言われ、泣く泣く子供は一人にしたそうです。

だから健康で子供が産めるのに、自分の意志で子供を一人しか生まない私をもどかしく思うのかもしれません。

 

義理のお母さんの気持ちは分かります。

私だって自分がおばあちゃんになったら、孫可愛さに、自分のことを棚に上げて「孫がもう一人欲しい!」と思うかもしれません。

 

でも最終的に決めるのはやっぱり娘。彼女の人生は、彼女自身が望むようにするべきだと思います。

 

子供を責任を持って育てるのは娘とそのパートナーだし、彼女たちの人生プランもあると思います。私はどんな選択をしたのであれ、娘が決めたことなら自分に出来る限りのサポートをしてあげたいと思っています。

 

まとめ

 

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まだまだ世の中には、兄弟がいる方が良い、一人っ子だと子供が可哀そうという固定観念で溢れています。

 

でも子供を一人しか持たない(産まない)ことにした理由はきっとそれぞれ。

私のような理由の人もいるし、義理の母のように病気で欲しくても子供を1人しか持てなかった人もいるはず。皆言わないけど、それぞれに理由があると思います。

 

周りの人は無責任に色々なことを言ってきます。

でも子供を責任をもって育てるのは親のあなただけ。周りは責任をとってくれません。

 

だから無視することは難しくても、聞き流すことも時には必要。

私のようにどうしてもはっきりさせなきゃ気持ちが収まらない場合は、時に誰かが傷付いても、逃げずに思いをきちんと伝えることも必要だと思います。

 

一人っ子だって、愛情を溢れるほど十分に与えて大事に育ててあげれば、兄弟がいなくてもきっと幸せになるはず。

私はそう強く信じて、毎日娘と向き合っています。

 

もしも私と同じように、誰かから言われた「一人っ子は可哀そう」という、無責任な言葉に落ち込み悩んでいる人がいたら、旦那さんに話を聞いて貰ってください。

きっとそれだけでも心が軽くなり、前向きになれるはずです。

 

あなたが「一人っ子は可哀そうなんかじゃない!愛情たっぷりに育てて、誰よりも幸せにしてあげる!」と思えるなら、きっとそうなります。大丈夫。一緒に頑張りましょう!

 

義理のお母さんの言葉に、今までの思いが噴出してこのブログを書くことにしました。結果的には思いを伝えられて良かったと思います。

悪いとは思うけど…きっといつか分かってもらえると信じています。

 

以上、【ひとりっ子は本当にかわいそうなの?】一人っ子育児と、私が二人目を持たない理由でした。

 

私はこの記事がとても参考になったので、一人っ子育児に悩んでいる人は参考に読んでみると良いですよ。