今日は中華系マレーシア人と結婚し、2年半マレーシアに住んだ私が、実際にマレーシアに住んでみて困ったこと、大変だったことなど、マレーシアに移住するデメリットを紹介してみたいと思います。
将来マレーシアに移住しようと思っている方に役に立つ情報も多いと思いますので、時間がありましたら読んでみて下さい!
マレーシア人の旦那さんと国際結婚した、正直な感想について書いています。
旦那さんが家で作ってくれる、マレーシアご飯についても紹介しています。
目次:
- マレーシア生活は、カビとの戦いの日々だった!
- 蚊に年中悩まされる!
- 蚊を駆除する薬が不定期に散布されるのも悩みの種
- 蟻が家に入って来ることが多い
- 水道水が汚い、身体に合わない
- 旅行のように短期間の場合は割と安全、でも長期で住むとなると安全面には注意が必要!
- ヘイズ対策は万全にして行くのが◎
- まとめ
マレーシア生活は、カビとの戦いの日々だった!
マレーシアに引っ越した際に、日本から革製品をいくつか持ってきました。
マレーシアでは使う機会があまりなくクローゼットにしまっていたのですが、半年程して出してみると、何だか変なにおいがする…(・_・;)
良く見ると、革靴と鞄の表面をうっすらとカビが覆っていたんです!
靴は諦めたけど、鞄は特別な物だったので丁寧にカビを取り除き、数日間日干しにしたのですが、結局においが取れることはなく…。
泣く泣く処分しました。
マレーシアで購入した除湿剤を3つも入れて対策をしたけど、クローゼットの中にもうっすらカビが生えることがたびたびあり、こまめに掃除をする羽目に!
また、家具を移動する際、クローゼットの裏にカビがびっしり生えていた時は本当にゾッとしましたΣ(゚д゚lll)
日当たりは悪くない部屋だったのですが、マレーシアの湿気が凄く、2年間住んでいる間はずっとカビとの戦いでした。
カビ対策
これからマレーシアに住む予定の方は、出来ることなら革製品はあまり持って行かない方が良いと思います。
ブランド品のバックとか、革製品が多いですよね。
カビが生えるまでいかなくても、湿度が高いためにカビ臭いにおいがついてしまうことがあります。
どうしても革製品を持って行く場合は、頻繁に使って外に出したり、風通しの良い場所に置くだけでも違うと思いますよ。
他にも定期的にエアコンのドライ(除湿)機能を使うと、部屋全体のカビ対策になると思います。
除湿器を買うのもお勧めです。
お風呂場の換気扇は出終わってからも、少し長めにつけておくようにしましょう。
壁や天井のカビ対策になります。
また、マレーシアに売っている除湿剤はあまり強力なものがなかったので、日本から強力なものを買って持っていくと良いと思います。
日本からマレーシアに色々な物を持って行くと思うので、コンパクトで除湿力の強いものがお勧めです。
蚊に年中悩まされる!
マレーシアは年中暑いので、蚊が1年を通しています。
蚊に刺されるとテング熱にかかることもあるので、蚊対策は期間限定ではなく毎日必要。
そうそう、マレーシアには網戸がない家やコンドミニアムが多いんです。
防犯のために鉄格子がある窓が多いからかもしれませんが、蚊が窓から自由に家に入って来ます。
「年中蚊がいるんだから、家に網戸付けたら良いのに…(・_・;)」といつも思うんですけどね。
蚊対策
網戸がないお家に住むことになった場合は後から取り付けることも出来るので、網戸の取り扱いがあるお店を探してみると良いでしょう。
※賃貸の場合は取り付けても良いか、事前にオーナーに相談しましょう。
網戸を付けるだけでも、ぐっと蚊が家に入ってくることが減りますよ!
広い範囲(室内)の虫よけには蚊がいなくなるスプレーが一押し!
これを使い出してから、マレーシアの実家で置くタイプの虫よけを使わなくても蚊に刺されることがなくなりました!
1本で半年以上持つので、持って行って損はないと思います。
また、肌が敏感な人は日本から敏感肌用の虫よけスプレーを持っていきましょう。
マレーシアで売っているのは通常タイプが主だったと思います。
蚊を駆除する薬が不定期に散布されるのも悩みの種
マレーシアでは不定期に(コンドミニアムなどで個別にお金を払い、定期的に行われているところもある)蚊を駆除する薬が散布されることがあいます。
テング熱を防ぐ対策なのかもしれませんが、防護服とマスクをかぶった人が背中に薬を散布する機械をしょって現れ、ホースから煙状の薬を撒きます。
「ブオォーーーーー!」と言う大きな音が聞こえて来たら、急いで家の全ての窓を閉めましょう。
ペットを家の中に避難させるのもお忘れなく!
人体に影響はないと聞いたのですが、実際はそんなことはないと思うんですよね…。
野良猫の多くが薬散布の後、何日も続けて咳をしているのを見ることがあります。
動物に悪影響があるものは、やっぱり人体にも何かしら影響があると思うので。
また窓を閉め切っていても散布される薬が煙状なので、どうしても多少家の中に入ってくるのも悩みの種。
私は薬の散布後は食器類を全て洗い、テーブルも何回か拭くようにしていました。
蟻が家に入って来ることが多い
蚊に引き続き、蟻もマレーシア生活では困った存在。
コンドミニアムの高層階であれば大丈夫だと思うけど、低層階でも現れることがあります。
庭のある家に住んでいるなら、必ず現れます!
蟻対策
対策としては食べた後は綺麗に片付けること。
1滴フルーツの汁をこぼしただけでも、数分で蟻がぞろぞろとどこからともなく集まって来ることがあります(・_・;)
ゴミ箱はぴったりと閉めることが出来る、蓋つきのものを使うこと。
水を張ったお皿の上に別のお皿を乗せ、そこに食べ物を置くと水が苦手な蟻は寄ってきません。
これだけ対策をしていても、蟻にはかなり悩まされました!
私はマレーシアに住んでいる時、寝ている間に耳の中に蟻が入って、鼓膜近くをかまれたことがあります!
噛まれるたびに飛びあがるほどの痛みがありました。
蟻も大きな声や振動に驚いたのか、何回も噛まれて泣きそうになりました。
救急病院に駆け込んで「蟻がいますねー☝」と言われた時は、心底驚きましたよ(・_・;)
あまりないとは思いますが、蟻(もしくは虫)が耳に入った時は頭を傾け、虫が入った方の耳に少量の水を入れると浮きあがって来るので、取り除くことが出来るので、やって見て下さい!
蟻の巣コロリは効果絶大だったのですが、数か月するとまた新しい巣を作って蟻が戻って来たりしたので、マレーシア暮らしでは上手に蟻と付き合って行くしかないのかもしれません。
水道水が汚い、身体に合わない
マレーシアの水道水は直接飲むことは出来ません。
少し古いコンドミニアムの場合は、ウォーター・タンクの掃除が定期的に行われていないことも多く、時々水道からオレンジ色の水が出ることも…(←私の住んでいた築7年のコンドミニアムの話です)
洗濯を繰り返しているうちに、白かったTシャツが段々とオレンジ色になって来て驚くこともありました。
マレーシアで水を飲む時は良い浄水器を設置して使うか、自宅にウォーターサーバーを借りて置くと安心だと思います。
ウォーターサーバは水がなくなるとタンクを配達に来てくれるので便利。
それにそれ程高くありません。
歯磨きをする時の水が気になるなら、後付けタイプの蛇口につけるタイプの浄水器(3000円て以後からあり)を日本で購入してくると良いと思います。
※要サイズ確認。
水が肌に合わなくて大変な目に!
私はマレーシアの水は日本とは質が違うせいか、身体に合いませんでした。
最初は髪の毛がパサパサに、そして良く抜けるようになったんです!
当初は「シャンプーが合わなかったのかな?」とも思ったのですが、その後も肌の(特に顔)が赤くなったりすることが度々あり、水が合わなかったのだと思います。
マレーシアでは水道管が古くなり、内部が錆びていることもあると聞くので、もしかしたらその影響もあったのかもしれません。
シャワーにまでミネラルウォーターを使うわけにもいかないので、普通の水を使い続け、肌荒れや髪の毛のトラブルは結局オーストラリアに引っ越すまで続きました。
今は浄水出来るシャワーヘッドも売っているので、サイズが合えば購入して取り付けると良いかもしれませんね。
マレーシアでは東レの浄水シャワーを使っている人が多いようです。
カートリッジを定期的に交換する必要があるので、サイズが合うのを確認したら日本で安くまとめ買いして行くのが良いと思います。
※賃貸の場合はオーナーに確認。
くれぐれもカートリッジを交換時に驚かないように…。
私はシャワーではないですが、浄水器のカートリッジを交換するたび、凄い汚れで引っ越したくなりました(・_・;)
旅行のように短期間の場合は割と安全、でも長期で住むとなると安全面には注意が必要!
マレーシアを旅行で数日訪れるくらいなら、それ程危険な目にあうことはないと思います。
でもマレーシアに住むのなら、安全面では絶対注意が必要!
私の義理の家族(親戚を含む)だけでも、駐車していた車(新車)に乗ろうとしたら、ナタを持ったインド人に脅されたり(車は奪われて、数日後に中古車を主に輸出している港で発見)
金のネックレスをしていたら、後ろから来たバイクの人に引っ手繰られて10mも引きずられたなど、恐ろしい目にあっています。
またマレーシアでは家の外に靴を置くことが多いんですが、2年半の間に靴が4回も盗まれました!
義理の両親の家は高い塀に囲まれているので、誰かが夜の間に塀を超えて家の敷地内に入ってきたことを考えると、「怖いな…」と思ったのを覚えています。
結婚当初は義理の両親に、外でトイレを使う時は気を付けること、外を歩く時はバックは持ち歩かないこと、旦那さんが出張でいない日は義理の両親の家に泊まることなど、安全面での指導は多岐にわたりました。
幸運なことに、私はマレーシアに住んでいる間は危ない目に1度もあいませんでした。
でも日本と比べると、安全面では常に気を付けながら生活する必要があると思います。
日本人はお洒落な人が多いと思いますが、一目で外国人と分かるような服装をすると、強盗などのターゲットにされる確率は高まります。
ブランドのバックをいつも持っていれば、目を付けられる可能性も高くなることもあると思います。
リスクを避けるためにも、出来るだけ現地の人から浮かないようなカジュアルな服装をするのがおすすめ!
また、学費の高いインターナショナル校に通う場合は子供の誘拐にも気を付ける必要があります。
マレーシアに子供と一緒に移住される方は、外では絶対子供から目を離さないようにしましょう。
1人で行動させることがないように。
また、外でトイレに行く時は、親が必ず付き添ってあげて下さい。
ヘイズ対策は万全にして行くのが◎
ここ数年マレーシアで問題になっているのは、インドネシアの焼き畑/野焼きが主な原因で起こる「ヘイズ(煙害)」
ヘイズに関しては、この記事に詳しく書いてあったので読んでみて下さい。
年によってもひどさや起こる時期が違うようですが、私は毎年義理の両親に3Mの使い捨て防塵マスクを送っています。
3Mのマスクは災害の際などにも使われており、 効果は抜群だと思うのですが、大げさすぎてあまり使ってはいないようです…(・_・;)
その後、PM2.5にも対応しているというマスクを送るようにしたのですが、こちらは見た目も大げさではなく、付けやすいようでヘイズが酷い日には付けていると義理の両親は言っていました。
付けると喉の調子が悪くならないんだとか。
女性用の小さいサイズや子供用のサイズがあるのも良いと思うし、手頃な値段なので持って行って損はないと思います。
まとめ
これから国際結婚をしてマレーシアに移り住む方や、リタイヤしてマレーシアに移住する方のお役に立てたらと思い、この記事を書いてみました。
まだまだ書けそうですが、読んでいる人がマレーシアに住むのを嫌になってしまうかもしれないので、これくらいにしておこうと思います(笑)
あらかじめマレーシアで起こりそうな問題を知っておき、対策しておくと、現地での生活がずっとスムーズなものになると思うので是非参考にしてみて下さい。
以上、【マレーシア移住のデメリット】移住する前に読んで欲しい、実際にマレーシアに住んでみて困ったこと、大変だったことでした。
マレーシアのお勧め料理や飲み物について紹介しています。