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【パニック障害でも乗れる!】不安にならずに飛行機に乗るための飛行機対策

 

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今日はパニック障害歴11年の私が、パニック障害があっても、出来るだけ不安にならずに飛行機に乗る方法を、自身の実体験を含めて紹介してみたいと思います。

 

パニック障害になって飛行機が怖くなり、乗れなくなってしまったと言う人は多いと思います。

 

私もパニック障害になるまでは、飛行機に1人で乗りオーストラリアやシンガポールに行っていましたが、パニック障害になってからは飛行機に乗ることが怖くってしまいました…。

 

ただ私の場合は海外に住んでいるので、飛行機に乗ることが避けられず、何度も試行錯誤をし、現在は家族と一緒なら飛行機に普通に乗れるようになりました。

 

パニック障害の発作や症状は人それぞれで、私に効果がある方法が他の方にも有効とは限りませんが、同じようにパニック障害を持っていて、飛行機に乗るのが不安な方の参考に少しでもなれれば幸いです。

 

目次:

 

医師、またはカウンセラーの先生に不安な気持ちを正直に話し、どうすれば良いか一緒に考えてもらう

 

オーストラリア在住の私は、日本や旦那さんの実家に帰る時に必ず飛行機を利用する必要があり、飛行機に乗ることを避けては通れません。

 

私のパニック障害歴については、こちらに書いてあるので興味のある方はこちらを読んでみて下さい。

 

パニック障害が一番ひどかった時期は、飛行機に乗ることが本当に辛くて怖くて、信号待ちをしている時ふと、「もし車にひかれたら、もう飛行機に乗らなくてもいいかもしれない…」と思うようなことがありました。

 

今思うとパニック障害だけじゃなく、予期不安から鬱になっていたのだと思います。

 

ただこの後、不安な気持ちを正直に打ち明けることの出来るカウンセラーの先生との出会いがあり、またかかかりつけの医師にパニック障害が飛行機で起こった時に対処できる薬を処方してもらうことで、少しずつですが飛行機に乗れるようになりました。

 

パニック障害は「本人の気持ちの問題」と思われることが多いですよね。

でも実際はパニック障害は病気で、気力だけでは発作を抑えることは無理だと思います。

 

自分でなんとかしようと悩まず、あなたの心に寄り添ってくれるカウンセラーの先生や信頼できる医師に相談してみて下さい。

 

話すだけでも気持ちが楽になるし、発作を抑えることが出来る薬もあるので、それを飲むだけでも飛行機に乗る時の不安は減ると思いますよ。

 

まずは短時間のフライトを選んで挑戦してみよう

 

パニック障害になって初めて飛行機に乗るのなら、国内線の短い距離から飛行機に乗ってみると良いと思います。 

 

1時間程度の国内線なら、万が一発作が起きて「もう飛行機には乗れない!」と言う事態になっても、別の手段で帰って来ることが出来るから大丈夫。

 

それに1時間のフライトって本当に短いので、「あれ、意外と早かったな…」と思うはずですよ。

国内線の飛行機に乗り、少しずつ「飛行機に乗ったけど大丈夫だった」という自信をつけて行くと良いと思います。

 

心を許せる親しい人と一緒に飛行機に乗って貰おう

 

私もパニック障害になってから初めて飛行機に乗る時は、本当に本当に不安でした。

 

旦那さんに励まされ、不安な気持ちで押しつぶされそうな中7時間のフライトを乗り切り、当時住んでいたマレーシアに日本から帰って来ることが出来ました。

 

1人だったら絶対飛行機に乗れなかったと思う。

信頼する誰かが隣にいてくれると言うのは、本当に心強いものです。

 

パニック障害で飛行機に1人で乗るのが不安な方は、家族や親しい友人に一緒に乗って貰うと、安心感が増してパニックの発作も起こりずらいと思います。

 

「迷惑かけるかも」と思わなくても大丈夫。

あなたの親しい人は発作が起こったとしても、きっとあなたに寄り添ってくれます。

 

それに万が一機内で発作が起きたとして、飛行機に乗っている人が不審な目で見て来たって、その人にこの後会うことはないと思いますよ。

 

発作が起こってしまった時は自分のことだけを考えれば良いんです。パニックの発作は長時間は続きません。落ち着いて対処すれば大丈夫。

 

パニック障害の症状が楽になる薬を処方してもらう

 

かかりつけの先生に相談し、どんなオプションがあるのか教えて貰いましょう。

 

私の場合は、パニック障害の発作に対処できる薬を飛行機に乗る時にだけ出してもらっていました(10年間)

 

この薬を飲んでいて発作が起きたことはほとんどなく、その後「薬さえ飲んでおけば飛行機に乗っても大丈夫」と思えるようになり、前ほど飛行機に乗るのが不安ではなくなりました。

 

飛行機に乗る前から体調を整えよう

 

体調が悪い時はパニック障害の発作も出やすくなるし、不安にもなりやすいものだと思います。旅行の少し前から体調を整えるように心がけましょう。

 

私の場合は、1週間前から寝る時間をいつもより早くし、睡眠を十分にとります。

またカフェインを出来るだけとらないようにします。

 

パニックになった後、適度な運動をする習慣を持ったこともパニック障害の症状を軽減するのに(私は)役に立ちました。

 

不安な気持ちを落ち着かせてくれる、安心グッツを飛行機に持ち込もう

 

この10年間で44回ほど飛行機に乗る機会がありました。

飛行機に乗る時は色々な安心グッツをバックに忍ばせて持っていきます。

 

持っていると安心するものについては人それぞれだと思うのですが、私の場合はペパーミントのミンツ(少し酔いそうな時)、お守りはジーンズのポケットに、ハリボのグミは不安な気持ちを紛らわせる時に何か噛むと良いと言われたので、もぐもぐ噛んでいます。

 

それから日本語の小説。飛行機の待ち時間に読みます。

集中できるので、乗るギリギリまで不安な気持ちにならずに済みます。自分にあった持ち物を機内に持ち込みましょう。

 

空のペットボトルを持ち込んで、いつでも水が飲めるようにすると◎席は通路側の席がおすすめ!

 

最近飛行機では安全のため飲み物が持ち込めませんよね。

私はいつも空のペットボトルをバックに入れて、機内に持ち込んでいます。

 

機内でフライトアテンダントの人に頼んでペットボトルにお水を入れて貰い、いつでも飲めるように席の前のポケットに入れておきます。

 

万が一発作が起こった時でもすぐに薬を飲めるし、少し気分が悪くなった時に水を少しずつ飲むと気分も落ち着きます。

 

もう一つのお勧めは席を通路側にすること。

人前でパニックの発作を起こすことを恥ずかしい、また人に迷惑をかけたくないと思う人もいると思います。

 

通路側の席は出たいと思った時にぱっと席から立てるし、隣に座っている人にどいて貰う必要もありません。

発作の予感があったらトイレに行って、誰の目も気にせず心を落ち着かせることも出来ます。

 

服装は締め付けのないゆったりしたものが◎

 

パニック障害になってからと言うもの、私は締め付けのある服や下着がきれなくなってしまいました。

 

それからは下着はユニクロのブラトプを愛用(締め付け感がほとんどないので、おすすめ)服装もぴったりしたものより、サイズをひとつあげてゆったり着れるものを選ぶようになりました。

 

飛行機の服装も締め付けのあるものよりもゆったりしたものがおすすめ。

機内で快適に過ごせればパニックの発作が起こることも減るはず。

 

また厚着で行くよりも薄着で飛行機に乗り、寒かったらさっと羽織れるもので温度を調節しましょう。

 

パニックの予期不安や軽い発作が起きると、身体の体温が急激にあがって息苦しくなり、寒くても手にじわっと汗をかくことがあります。

その時に薄着の方が発作をコントロールしやすい気がして、飛行機では薄着で過ごすことが多いです。

 

パニック障害のことをフライトアテンダントの人にあらかじめ伝える

 

JALやANAのHPには「パニック障害の場合、あらかじめ添乗員に伝えて下さい」と書いてありますが、私は今まで伝えたことがありません。

 

私の場合は人に話すともっと不安になることが多く、気にかけて貰うと余計に神経質になるからです。

発作が起こった時も、旦那さんや娘ともに出来るだけ話しかけないで欲しいと言ってあります。

 

ただ不安な人は、事前に伝えておくと良いかもしれませんね。

そうすればフライトアテンダントさんも何が起こっているか分かるし、対処がしやすいと思います。

 

 まとめ

 

一番最初にも書いたように、パニック障害の症状はひとそれぞれ。

実際は乗ってみないと何が起こるか分からないということもあると思うんですね。

 

本当のことを言うと、私も待合室で飛行機に乗る直前に突然不安になり、「飛行機に乗れない!」と涙を流して旦那さんと娘を困らせたこともあります。

 

でも今はそれを乗り越え、自分なりに試行錯誤を繰り返し、飛行機に乗る時に以前ほど不安な気持ちになることはなくなりました。

 

最初は不安で落しつぶされそうな気持になることもあると思います。

 

でも2回目からはもっと楽に、3回目はもしかしたら機内食を楽しむ余裕も出来るかも?きっと回数を重ねるたびに段々気持ちが楽になっていくはず。

そう信じて、パニック障害に負けずに旅を楽しみましょう。

 

私ももうすぐ日本へ行くので、少し憂鬱にはなっているけど頑張ろうと思います。

 

以上、【パニック障害でも乗れる!】不安にならずに飛行機に乗るための飛行機対策でした。