私の旅した:子連れ海外旅行ガイド

娘と一緒に旅し経験した、子連れ海外旅行ガイド

久し振りのパニック発作

 

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今日は更新したパスポートを取りに行った時に、エレベーターの中で久し振りにパニックの発作が起こったことについて書いてみたいと思います。

 

目次:

 

久し振りのパニック発作で、日本領事館で倒れそうになる

 

在メルボルン日本領事館は、シティの中心部にある高層ビルの25階に入っています。

 

エレベーターで上に行くのですが、更新したパスポートを取りに行く日体調が悪かったこともあり、乗る前からすでに憂鬱な気分に。

 

パニック障害になってからは、エレベーターも苦手なもののひとつになってしまったんです。

特に長い間中にいなければいけない、高層ビルのエレベーターは苦手。

 

乗ろうとボタンを押してから、2回程エレベーターを見送りました。

 

3回目に止まった時、親切な方に「乗りますか?」と聞かれて、心の準備が出来る前につい中に入ってしまったんですね…。

 

このエレベーターは中にボタンはなく、乗る前に外でボタンを押した階のみ止まるタイプだったので、具合が悪くなっても途中の階で降りることが出来ないんです。

 

それが一層不安を強くし、心臓はドキドキ。額からはすでに汗がじわっと出て来ていました。

 

「大丈夫、大丈夫」と心の中で呟いたけど、数秒の間が本当に長く感じ、段々と頭から血の気も引いて、ふらふらしだしたところで25階に着きました。

 

降りるたのは私だけだったので、廊下で落ち着くまで深呼吸。

 

高層階だけど窓があって閉塞感はなく、冷房が良く聞いていたこともあり、割とすぐに発作が落ち着きました。

 

パニック障害の発作は、それぞれの人によって違う

 

パニック障害の発作は似たようなものも多くありますが、それぞれの人によって少しずつ違うこともあるようです。

 

私の場合は最初に体の体温が急上昇し、汗が出てくる。

 

心臓がどきどきして、めまいがして倒れそうになる(意識が遠のくことが多い)

 

今すぐに、その場から外に出たいと言う衝動にかられる。

 

それが出来ないと途方にくれて、泣き出しそうになったり、叫びそうになったり、時には走り出しそうになったりすることもありました。

 

発作は辛いけど、そのうち自分でどの程度の発作なら大丈夫か分かってくる

 

私の場合は、泣き出しそうになったり、叫びだしそうになったりするのは気持ちの中だけ。

実際に叫んだりしたことはないし、泣いたのは(パニック歴12年)1回だけです。

 

一番症状がひどい時は、これに加えてお腹が痛くなったり、実際に意識がもうろうとして倒れて頭を打ったり、顔を切って縫ったこともありますが、現在はそこまでひどい発作を起こすことはなくなりました。

 

パニック発作の経験値があがり、自分の今までの経験を元に「大丈夫だよ、すぐに落ち着くよ」と辛い中でも自分自身を説得できるようになったからだと思います。

 

まとめ

 

パニック障害は、完全に治すのが難しい病気です。

 

私も色々試したし、カウンセリングにも通い続けたけど、体調が悪い日などは、今でも思い出したように突然発作が起きることがあります。

 

普通だった時は全然気が付かなかったけど、不安にならず何でもすることが出来るっていうのは、実はそれだけで幸せなことだったんだな…とパニック障害になってから痛感しています。

 

今はパニック障害との付き合いも12年になり、パニック障害になって出来なくなったことについてネガティブに考えるのではなく、「パニックの発作が一番ひどかった時と比べて、こんなことも出来るようになった」と感謝しつつ、毎日を過ごすようにしています。

 

最近仕事が忙しくて心に余裕がなく、また休暇のため近々飛行機に乗るので、少し憂鬱の波にのまれそうになっていますが、旅行に行ってからの楽しいことを考えつつ、なんとか乗り越えようと思います。

 

以上、久し振りのパニック発作でした。